主な演奏機材
ローランド VP-330(ヴォコーダー)(文字通りヴォコーダーとして多用されたが、「CASTALIA」ではヴォコーダーとしてではなく同機に供えられていたアンサンブル機能を用いてメロディー演奏を行っている。)
坂本龍一の名曲 "CASTALIA"(キャスタリア)あれこれ
テクノポップブームを巻き起こした YMO のアルバム 「SOLID STATE SURVIVOR」の中でひときわ異彩を放つ一曲。RYDEEN や TECHNOPOLIS を聴くために購入したのに、CASTALIA の虜になってしまった・・・という人も。魔的な魅力を持ったこの曲についてあれこれと。(※NAVERまとめサービス終了に伴いFC2に移転)
編・著:山下邦彦
出版社:東京書籍
2008年7月28日 発行
第2部 坂本龍一の音楽 1979 YMO / SOLID STATE SURVIVOR
p.296 - 299 SONG 9 Castalia 武満徹の影響 - シルヴィアンのお気に入り
に、Castalia に関する本人へのインタビューや楽曲分析を掲載。
※ p.298 に本人自筆の楽譜スケッチ(楽曲全体のメロディーとコード進行のみ)掲載。「坂本龍一・全仕事」に掲載されているものと同じだが、こちらの方が大判で見やすい。
藤井丈司 (著)
出版社:アルテスパブリッシング
2019年3月25日 発行
紹介文より:祝・YMO結成40周年!
レコーディング・スタッフとして『散開』までを見届けた著者が、豪華ゲストとともに解き明かすテクノ・ポップの魔法!
p.120 にキャスタリアの楽譜を掲載(メロディーとコード進行のみ)。『坂本龍一・全仕事』&『坂本龍一の音楽』に掲載されている本人手書きの楽譜を清書したような内容だが、手書きと違ってとても見やすい。
出典 mucome.net
YMO ”SOLID STATE SURVIVOR” 収録の「キャスタリア」(作曲:坂本龍一)ピアノソロ用楽譜です(全4頁)。坂本龍一氏がライブで演奏するピアノソロバージョンとは異なり、中間部は原曲のままの 3/4 拍子です。
※参考演奏あり
https://mucome.net/work?id=17231
https://www.proun.net/gallery/roland_vp330.html
特集1:YMOシンセ大図鑑(レア写真満載のミニ・ポスター付き!)
坂本龍一監修のベスト・アルバム発売によって、またも注目を集めているYMO。本誌でも何度となく取り上げてきましたが、今回の特集は彼らの使用楽器や音 作りについて、全25ページという特大スケールで迫る決定版! 歴代アルバム&ライブにおける機材ヒストリー、ソフト・シンセによる音色再現、「恋人よ我 に帰れ」のフル・バージョン・スコアを中心とした解説コーナーなど、さまざまな角度でYMOにこだわり尽くします。「YMOのことなら何でも知ってるよ」 という貴方も、必ず新しい発見があるはず。この特集、お読みになりますか?
https://www.rittor-music.co.jp/magazine/detail/3103122009/
Disc 1 (London, Paris Side)
01. CASTALIA
TRANS ATRANTIC TOUR
1979年10月16日 LONDON ヴェニュー公演
01. CASTALIA
TRANS ATRANTIC TOUR
1979年11月1日に、ニューヨーク‘HURRAH’で行われた伝説のライブを収録。「CASTALIA」「RYDEEN」「TECHNOPOLIS」ほか、全14曲。
08. CASTALIA (Remix / 未発表テイク)
TRANS ATRANTIC TOUR
1979年11月6日 NY ボトムライン公演
コンパクト YMO
出版社:徳間書店
1998年3月 発行
当時のライブセットリストはこの本に結構詳しく書かれてます。CASTALIA は、TRANS ATRANTIC TOUR の頃は1曲目、TECHNOPOLIS 2000-20 TOUR の頃はライブの中盤で演奏されていたようです。
そして・・・
TECHNOPOLIS 2000-20 TOUR を最後に CASTALIA はライブのセットリストから姿を消し、以後、演奏されないまま YMO散開。
だが、忘れた頃に・・・
これがもう矢野顕子ワールド全開のアレンジ!!!
FM東京 SONY SOUND VISUART「不思議の国の龍一」1986年11月23日の放送において、夫婦が音楽家である場合の長所・短所は何か?・・・という話題の後で。
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坂本「ではですね、次に矢野顕子さんのピアノ演奏をやってください。曲は何ですか?」
矢野「はい。このタイトル、どうしてこんなタイトルが付いたのか、よくわからないんですけれども。はるか昔、イエロー・マジック・オーケストラのレコードの中に入っていました・・・キャスタリア。」
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どうしてこんなタイトルが付いたのか?
ここはひとつ CASTALIA の意味を考察しておくべきでしょうね。
カスタリア(Castalia)は、ギリシア神話のニュムペー《 下級女神(精霊)》である。アポローンの求愛を拒んでパルナッソス山の麓にあったデルポイの泉に入水した。カスタリアは彼女の泉の水を飲んだ者や、その静かな水音を聞いた者に詩文の才能を宿らせるとされる。
彼女の泉の水を飲んだ者や、その静かな水音を聞いた者に詩文の才能を宿らせる・・・
なるほど、「彼女のために作曲した」ということと併せて考えると意味深ですね。「彼女」をキャスタリアに例えたのだとすると、「彼女」は教授に芸術的なインスピレーションを与えてくれる存在・・・ということに?
すみません・・・勝手な憶測でした。
出典 mucome.net
YMO「Castalia」を【不思議の国の龍一】という番組で矢野顕子が弾いたヴァージョンを、リクエストいただいたので採譜しました。
https://mucome.net/work?id=16716
1993年6月10日、11日
昔の曲があまり演奏されない中、古くからのファンを歓喜させたのが・・・13年ぶりに演奏された「CASTALIA」。なるほど、テクノドンのアンビエントな雰囲気にピッタリ。
07. CASTALIA
『TECHNODON LIVE IN TOKYO DOME』が初DVD化。 これまでVHS/LDでのみリリースされていたモノが、18年ぶりに初のDVD化となります。アートワークも新装となり、三浦憲治撮影による未発表写真が含まれるとのこと。 ブックレットには、コンサートで演出を担当した映像作家・原田大三郎氏の当時を振り返るインタビュー、細野晴臣・坂本龍一・高橋幸宏によるコメントを掲載した充実の内容。2011年11月発売。
※2020年4月にブルーレイ化。CD『TECHNODON LIVE』とカップリングして発売予定。
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07. CASTALIA
映像作品『TECHNODON IN TOKYO DOME』を初ブルーレイ化。さらに永らく廃盤となっていた CD『TECHNODON LIVE』を SA-CD Hybrid 化してセットにした特別パッケージ。アートワークは元に戻されている。
ライヴ音源は、GOH HOTODA氏による、オリジナル・アナログ・マルチ・テープからのリミックスを施した96Khz 24bit 音声を使用。
※2020年4月22日発売
そしてまた、YMOは長い沈黙の期間に入ります。
2000年代に入ってから、SKETCH SHOW、HUMAN AUDIO SPONGE、HASYMO などを経て緩やかに再始動し、ついには YELLOW MAGIC ORCHESTRA 名義でライブを行うようになりますが・・・ CASTALIA がセットリストに入ることはありませんでした。
このままずっと演奏されないのかな?・・・と思いきや!!