【なぜ円高になったのか?】安倍首相の辞任にて起こった相場変動をファンダメンタル分析するまとめ

第二次安倍内閣の突然の終焉を受けて日経平均株価が大きく下落したことは記憶に新しいでしょう。実は同時期、為替でも大きな相場の変動が起こっていました。今回は安倍首相の辞任表明によって、どうして円高になってしまったのか、その原因を考察していきます。

rinapple20 さん

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アメリカの大企業や投資家が海外資産を自国の通貨に替える動きはないのか?

今回の例とは逆に、アメリカの企業や機関投資家が海外資産をドルに替える動きは存在しないのか?という考えも大いに想定できます。

これはアメリカの金利と国事情を考慮すれば、起り得ないことであると判断できるでしょう。
そもそもアメリカは世界最大の対外債権国と言われる国です。対外資産を持つ必要がなく、自国の資産を買っていれば良いのですから、緊急時に自国の資産が減るなら投資家の資金ヘッジ先は安定通貨の円が候補となります。

津波に襲われても、原子力発電所が事故に遭っても、ミサイルが発射されても、首相が辞任しても、円は買われる

「有事の円買い」が起こる仕組みを理解すれば、これからのFXトレードにおいて有利な取引を行うことができるでしょう。

ファンダメンタル分析を行うにあたっては、政治・経済などFX市場に関わるあらゆる事象を深くまで理解することが必須です。今回の安倍首相の辞任を受けての相場変動はその先駆けにふさわしい事例となったと言えます。

今後の日本政界の動向にも注目しつつ、「勝ち続けるための」トレードを行うべきですね。

資金管理はもちろん、レバレッジ管理やトレードメンタリティの管理を怠らず、常に冷静沈着にトレードする事こそが、個人トレーダーに必要な姿勢です。

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