スクーリングで行われる授業では、先生がレポートに沿った内容の授業を行うので、自分だけの学習では分からなかった部分をここで理解していきます。
多くの私立系通信制高校では、普通科の学校よりも少人数で授業が行われるため、丁寧な指導が行われているようです。
また、一方的な講義だけではなく、生徒同士でのグループワークや個別でのおさらいなど、勉強への理解が深まるような授業も行われるほか、ゼミや体験教室といった生徒自身の好みや目標に合わせた授業を受けられる学校もでてきています。
通信制高校を比較するときに抑えておきたいポイント
様々な事情を抱えている人たちが自分たちのペースや勉強してみたい内容を選択できるとして、注目を集めている通信制高校。ただ通常の高校とは、どういった部分で違うのか、授業内容はどのようにして進められるのか疑問に思う部分を解消できる内容を紹介していきます。
高卒資格のための基本プログラムだけでなく専門的プログラムもスマホやパソコンなどインターネットを利用して好きな時間に好きな場所から受けられ、レポートもネット提出が可能。高卒資格取得に必要な学習時間を最小限にして自分が学びたいことに多くの時間をかけられます。
これからの社会で創造力をもって活躍する人材を育成するために、本校には幅広いカリキュラムがあります。70年以上文芸・映画・ アニメなど多様なコンテンツを世に生み出してきたKADOKAWAと、動画時代の先駆けとなったニコニコ動画を制作しIT業界を牽引するドワンゴの力を集結させた、新時代に向けた魅力的なカリキュラムです。
通信制高校サポートコースでは、あなたの希望にあわせた、登校しやすいカリキュラムを組むことができます。
入学ガイダンスで、担任の先生と相談しながら、学校生活を無理なく、楽しく過ごせるように、丁寧にサポートしカリキュラムを決めていきます。
自由な時間割なので、毎日学校に通うのが心配な人も、アルバイトと両立したい人も、ゆとりのある高校生活を送れます。あなたのライフスタイルにあわせ、ムリなく続けられる通学や学習をサポートします。
特に卒業後のキャリア形成に役立つような科目を設けているのが特徴です。
キャリアガイダンス
ビジネスマナーズ
キャリア活動
生活国語
国際理解
時事問題
DTP
くらしとデザイン
陶芸
など
これ以外にも国語表現や地理A・B、英語表現など多くの選択科目があります。
通信高校生の学年別の構成比を調べてみると、とくに3年生が多いことがわかります。これは、全日制高校を中退した生徒が通信制高校に編入してくるためと考えられます。
とくに公立の通信高校生は4年生は3年生と同じぐらいの生徒数です。通信制高校で高等学校卒業資格を取得するには少なくとも3年間在籍している必要がありますが、それ以上かかってしまってもあまり問題にならないためでしょうか。自分のペースでゆっくりと学びたい人にとっても、通信制高校は居心地の良い環境といえるでしょう。
中卒者のほとんどが就職しないで高校へ進学している昨今の状況を考えると、通信制は「教育の機会均等」といった設置当初の目的を果たさず、その役割も存在価値もすでに終えている事になります。ところが現実にはその反対で、ここ数年における通信制高校の人気は目を見張るものがあります。
それは決して中卒後就職する人が増加したからではありません。通信制高校が持つ、独自の学習スタイルを選ばざるを得ない、子どもたちを取り巻く社会状況が変化している事がその理由です。それが不登校生と高校中退者の増加なのです。
近年の通信制高校は、大きく変化をし生徒一人一人にしっかりと対応していこうという姿勢が目立ちます。
社会環境の変化から様々な要因で学校に通うことができなくなってしまった生徒。そんな生徒に対して、柔軟に対応し、しっかりと受け入れられる環境が通信制高校にはあるのです。
このような環境が通信制高校の需要を高めている要因となっているようですね。
通信制高校でも週5日通学の全日型タイプがあります。このタイプも含めて通信制と全日制を登校・通学という点で比較すると、通信制は「毎日行くこともできる(can)学校」、全日制高校は「毎日行かなければならない(must)学校」というちがいになります。通信制はゆるやかなものになります。
学校に毎日行くのがちょっと苦手という不登校ぎみの生徒なら、在宅学習中心にして登校は少なくしたり、アルバイトや学校以外の活動をしている人なら、自分のペースに合わせて登校日数を選べたりできます。多様な登校・通学スタイルを、どんなふうに組み立てるか考えることができます。
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