離婚の方法!~裁判離婚について~

大好きな人と結婚して幸せになるはずだったのに...
様々な原因で離婚される夫婦、または離婚を考えている方へ

オサコ☆ さん

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配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないこと

「強度の精神病」とは、夫婦の協力しあう義務を十分に果たすことができない程度の精神的な障害のことをいうと考えられています。また、精神病の「回復の見込み」の有無は病者が家庭に復帰した際に夫または妻としての責任を果たすことができるか否かによって決定されます。

もっとも、精神病者には療養看護が必要であり、かつ病者には責任がないので、たとえ強度の精神病にかかり回復の見込みがないとしても、簡単に離婚を認めてしまうとあまりに病者に酷な結果となります。
そこで、裁判所は、この離婚原因に該当する事情が認められるとしても、病者の今後の療養、生活等についてできる限り具体的方途を講じ、ある程度その方途が実現される見込みある場合でなければ、離婚を認めることは相当ではないとしています。
したがって、強度の精神病にかかったことを理由として離婚をしようとする場合には、それまで誠実に生活の面倒をみてきたこと、病者が今後も療養・生活できるように具体的な方策を講じたことが必要になると考えられます。

確かに、好きで病気になっているわけではないので、それだけで離婚というのも可哀想な気がします。

その他婚姻を継続し難い重大な事由

事例で言うとこんな感じに

婚姻開始当初から夫の強権的支配の下、妻が夫に服従を強いられ、妻は忍耐を重ねていた中でうつ病になり、その後、妻がカトリック教会に通うようになって自己主張を始めると、夫から肉体的暴力を受けるようになったことから、妻が子らとともに家を出て別居するに至った事案で、婚姻関係は修復困難なまでに破綻したと判断した裁判例があります。

上記のようなものは所謂「ドメスティックバイオレンス(DV)」というもので婚姻を継続しがたい重大な事由として代表的なものでもあります。

他には、

■性的不一致、異常性癖、
■嫁・姑の問題等の両親・親族との不和
■信仰、宗教上の対立
■ギャンブル、浪費癖、仕事をしない等怠惰
■家事や育児に協力的でない
■犯罪、服役をしている

などがあります。

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