外貨両替をする場合に注目したいのが「両替レート」と「両替手数料」です。両替レートとは、為替レートに為替手数料を含めたもので、「日本円と米ドル」のように、国が異なる通貨の両替計算に用いられます。両替額1米ドル(米ドルの場合)につき◯円、という形で発生します。両替を行うほとんどの場所で採用されている手数料といえます。
外貨両替の基礎知識や方法について
海外旅行に行くときには、現地のお金が必要になります。カードを持っていくにしても、少しでも現地のお金があれば、カードが使えない時に安心です。現地の通貨を手に入れる方法の1つに外貨両替があります。どのようにして外貨両替をするのか説明します。
外貨両替ショップは、大きく分けて銀行と大黒屋などの金券ショップの2種類があります。一般的に銀行の方が手数料が高く、金券ショップ系は安めです。銀行の為替手数料は1ドルあたり3円~4円程度が一般的。対して大黒屋などの金券ショップは2円程度のところが多いようです。
外貨宅配サービスは、外貨両替専門店以外にも、銀行や旅行代理店でも行っているサービスです。配送料は無料?2000円程度と幅広く、宅配先も自宅の他に勤務先に対応している業者もあるので自分にあった条件を選ぶとよいでしょう。出発前に両替の時間が取れない場合に、事前にネットで宅配サービスを申し込んでおけるのは便利です。
銀行や両替専門店に比べ、金券ショップの両替手数料はお得なことが多く、旅慣れた人たちに活用されているようです。しかし、銀行や両替専門店のように偽造通貨の鑑定が行なわれる保証はないため、偽札が混ざる可能性はゼロとは言えません。鑑定機を導入している大手の金券ショップを選ぶなど、セキュリティ面での対策が必要かもしれませんね。
両替専門店も、空港内に窓口が設置されているため、安心して両替ができる場所です。
また、取扱通貨の種類も豊富で、マイナーな通貨も取り扱っているケースが多いという特徴があります。
外貨両替の手数料を比較してみると、業者によって金額は変わってきますが、国内の銀行や空港の両替所よりもFXを使って両替したほうが安く済むケースが多いようです。
ただし、FX会社で外貨両替をするとなると、外貨を銀行口座で受け取ることとなりますが、引き出しの際に手数料が発生することがほとんどです。
外貨を扱う金券ショップでは米ドルへの両替手数料が1ドル当たり2円程度。ユーロや人民元を扱う店舗もある。都内に店舗を持つラッキーコレクション(東京・千代田)は米ドルへの両替手数料が1ドル当たり1.7円、ユーロでは3.5円と銀行より安い。
米ドル/円を例とすると、円高のときに外貨を両替すれば1ドルに対する円の価値が高いため、有利に両替することができます。
具体的にいえば、3万円を両替するときに、1ドル80円の円高時であれば375ドルになりま すが、(ここでは手数料などは一旦除いて考えます)。1ドル120円の円安時であれば、同じ3万円が250ドルにしかなりません。
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