介護職員数は2000年の介護保険が始まった年は約55万人だったことに対して、12年後の2012年には約168万人とおよそ3倍以上となっています。要介護者は2012年では約533万人であり、今後少子高齢化の影響を受けて、要介護者の数はますます増加していくことが予測されていますが、介護の担い手である若者が増えづらい状況もあり、介護者と要介護者のギャップは大きくなることが予想されています。
デイサービスの介護士に転職するメリット
高齢化社会になり、介護士不足問題は深刻化しています。
今回はデイサービスの介護士に転職するメリットについてまとめました。
介護職員の離職率の高さもたびたびクローズアップされます。離職者の約73%が勤務年数3年未満で退職してしまうというデータがあり、大規模な事業所に比べて小規模の事業所の方がその傾向が強いことも示唆されています。
1980年代から少子化が続いている日本では、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)が年々減少しています。そのため、介護業界に限らず国全体が深刻な人材不足に陥っています。
40歳の平均年収を比較した場合、63業界の中で最も賃金が低い介護業界。1位のコンサル業界と最下位の介護業界の年収格差は3倍にもなるといいます。
介護事業所は、限られた収入の中から介護士への給料をやりくりすることとなり、給料を上げにくい状況になっているのです。
夜勤のある施設では、夜勤に入るごとに1回5,000円~8,000円程度の夜勤手当が支給されることが一般的です。
介護福祉士の給料は月給(基本給)22万円前後、年収にすると340~360万円程度が相場ではないでしょうか。それ以上となると、介護福祉士としての経験を積めば、リーダー候補として月給(基本給)24万円以上、年収400万円を超えるケースもあるようです。
『2019年10月より介護福祉士に月8万円相当の処遇改善』が決定!
国は介護離職ゼロに向けた介護人材確保のため、『介護サービス事業所における勤続年数10年以上の介護福祉士について、月額平均8万円相当の処遇改善を行う』としています。
サービスに従事するスタッフ向けに1回3時間のレッスンを行なうスタイルで、午前クラスは9:00~12:15、午後クラスは13:45~17:00となっています。導入研修をはじめ、インストラクター研修や施設長・生活相談員研修、現場OJTなど社員の研修に力を入れているので、社員のモチベーションが非常に高いのが特徴です。
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