建物には、雨や雪だけでなく、台風や地震などの災害からも人々を守る役目があります。そのため、建築物が壊れないように、建物の土台となる基礎の形式、柱や梁の太さ、鉄筋の本数などを考えたり計算したりして、建物の耐震性や安全性を確保します。
建物を利用する人が快適に過ごせるように、空調や電気、給排水などの設備を設計します。一般的な住宅の場合はある程度、規格化されていますが、ビルやマンションなどの大規模な建築物や公共建築物の場合は複雑になります。また、設備は日々進歩し、新しい商品が次々と出てくるので、それらの知識も更新していく必要があります。
建築主と建築の目的、要望、予算等を確認します。例えば住宅の場合なら家族構成やライフスタイル、「できるだけ明るい室内を」「プライバシー確保」「バリアフリー重視」「カフェのような内装」「家族がオープンに集える空間」といった家への希望・要望を伺います。
建築予定地に関する調査を行います。道路付けや日照、周囲の建築物との距離、建築基準、景観等の条件を確認。時には測定も行います。
いかに住宅の魅力を演出するか、必要な設備や装飾品は何かということまで考えて、建物の外観や空間をデザインします。自分のデザインしたものが住宅や空間としてカタチになったときに、これ以上ない大きなやりがいを感じることでしょう。他にひとつとしてないHOPの高級注文住宅のこだわりぬいたデザインには、ぜひ注目していただきたいです。
住宅やビルというのは予算も大きく、一度建てたら何十年と残るものであるため、人々にとって非常に大きな買い物です。特に家族にとっての「マイホーム」は一生に一度の買い物となることが多く、家族全員の夢が詰まった建物になります。
作り上げた建物は、何十年、長いものでは何百年とその土地に残り続けます。良い建物であればあるほど、長い年月をかけて多くの人に愛される建物になります。
建築士の仕事は、自分が死んでもなお世の中に残り続けるものを生み出せる、尊い仕事でもあるのです。
一級建築士は、次のような複雑・高度な技術を要する建築物を含むすべての施設の設計および工事監理を行うことができます。
木造の建築物で、延べ面積が100m2を超えかつ、300m2以内、かつ2階以下のものを設計・工事監理することができます。
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