2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
申込者数 20,005 19,538 18,361 19,444 20,118
受験者数 14,252 13,805 13,186 13,605 14,343
合格者数 3,094 3,207 3,426 2,404 3,106
合格率 21.7% 23.2% 26.0% 17.7% 21.7%
中小企業診断士の合格率は?講座がおすすめの理由などについて
キャリアアップや独立開業できる資格として人気の高い中小企業診断士。
街の中小企業の経営や業務のアドバイスを通して、経営の改善を企業とともに目指す有意義な職業です。
ここでは、中小企業診断士の概要や試験内容、合格率、さらにおすすめの講座まで、幅広くご紹介します。
まずは、中小企業診断士の試験の合格率はどのくらいなのか見ていきましょう。
中小企業診断士試験の難易度はどのくらいなのでしょうか。
その目安となるのが、試験の合格率です。
具体的な数字を実施年数の推移でチェックしてみてください。
気になる1次試験の合格率はというと、近年は約20%以上を推移しています。合格率を見ると20%以上でさらに科目合格もある試験ですので、きちんと学習をした人にとっては、比較的受かりやすい試験といえます。
ただし、この合格率は受験者数に対する合格率です。前述したように、途中で断念した人数を考慮した合格率は約26%と低い数値となります。「計画的な学習」を行えるかどうかで合格率が大きく変わる試験といえるでしょう。
上記を見るとわかるように、おおむね20%台前半の合格率でここ数年推移しています。
5人に1人の割合です。
申込者数と受験者数の差が毎年かなりあるのも気になります。
申し込みはしたけれど、受験は取りやめたという途中リタイア組が多いようです。
ここからは、中小企業診断士の試験にチャレンジする場合、講座で学習するメリットについてお伝えします。
市販のテキストを購入して合格を狙うことももちろん可能です。
しかし、合格率2割程度の難易度の比較的高い中小企業診断士試験をスムーズにパスするには、通信講座を利用するのが一番です。
その理由は次のようなものがあります。
独学は最小限の出費で挑戦できて、学習計画もライフスタイルに合わせて自由に設定できますが、デメリットも当然あります。
学習計画を設定することは非常に手間がかかりますし、テキストだけで理解するにはどうしても難しい場合も出てくることでしょう。効率を重視するのであれば、スクールや通信講座を受講するのが無難であると言えます。
通信講座を利用するメリットとデメリット
【メリット】
・出題傾向や学習計画など蓄積されたノウハウを利用できる
・自分のペースで学習できる
・講座によって違いはあるが、電話やメールなどで質問・相談などのサポートがある場合も多い
ここからは、中小企業診断士の資格を取得するメリットについていくつかご紹介します。
社会人として働く際に、中小企業診断士があると有利になる場面はあるのでしょうか。
また、独立開業して安定した収益が得られるのでしょうか。
見ていきましょう。
中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格です。経営コンサルタントは、単独の業務だけでなく、経営全体の視点で業務を診断し、解決方法を考える必要があります。
中小企業診断士の資格勉強をする過程で、経営全般の知識が身につくと同時に、経営の診断や解決策の立案方法を学びます。これにより、より広い視点が身に付き、仕事力が向上します。
中小企業診断士を取得した後に、独立開業して成功している方はたくさんいます。そういった先輩の中小企業診断士のネットワークに入っていくことで、独立開業するための方法をつかむことができます。
中小企業診断士の業務としては、経営コンサルティングだけではなく、セミナー講師、公的な業務など、様々な業務があります。自分の強みを生かして独立するためには、向いている資格です。
どの分野に業界としてお金が流れているのか。
それってだいたいいくらくらいなのか。
それは何を目論んで投資をしている人が多いのか。
その期待値としての金額はいくらなのか。
このようにつかむことができると、次の事業企画や投資についても、会話ができたり、先読みした動きが取れたりもします。
情報提供者としても、かなり重宝されたりもします。
このように情報感度を高められることで、自分自身の価値を高めることに繋がりますね。
全て数字で置き換えて考えてみたときに、それが会社にとってどのくらいの事業価値を生んでいるのかを考えられるようになるということですね。
よく使われる言葉でいうと、費用対効果や投資対効果ともいったりします。
普段何気なく行なっている時間や行動をコスト計算してみたり、それが会社にどれくらいのインパクトを与えられているのかなどを、自分なりに計算する姿勢も身につきます。
このような感覚を備えているだけで、ビジネスマンとしては優秀だと思われますよね。
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