貸金業者は、「利息制限法」や「貸金業法」に基づいた貸付けをおこなわなければなりません。
しかし、違法業者はそれらを無視した貸付けをおこないます。
手形貸付業者には悪質業者もいる?返済期間などについても見てみよう!
まとまったお金が必要なときに助かる手形貸付業者ですが、業者選びには気を付けましょう。
中には、悪質業者がいる場合もあるためです。
手形貸付業者の注意点をまとめたので、ご参考ください。
やりとりは、基本的にすべて電話でおこなわれます。
実際に業者の人間と顔を合わせることはほとんどないようです。やはり直接会うとそこから足がつく可能性があるので、業者側も警戒しているんですね。
システム金融
いくつかの悪徳金融業者がグルになって行う手口です。 ひとつの業者が融資をした後、返済期限近くに他の業者が借り入れの勧誘をする、ということを繰り返します。
これに乗り、返済のための融資を受けてしまうと、短期間で雪だるま式に多額の債務を追うことになります。
無登録業者の中には、免許等を受けた銀行や信託会社でないにもかかわらず、その商号中に「バンク」、「信託」などという文字を使用している業者も見受けられますが、このような無登録業者を銀行、信託会社であると信用し、借入れをしないようご注意下さい。
違法な金融業者から借入れをすると、違法な高金利のため、返済請求額は雪だるま式に膨れ上がり、あっという間に返済不能となります。そして、少しでも返済が遅れた場合には、勤務先や親兄弟・親類まで脅迫まがいの厳しい取立てにあい、精神的に追い詰められてしまいます。
手形割引(商業手形割引)は、手形という債権の売買ですから利息制限法の適用はありませんが、手形割引業者が割引の対象が融通手形であることを承知している場合の手形割引や手形貸付には利息制限法の金利区分が適用されます。これを超えたものは非合法ですのでご注意ください。
「手形貸付」は1年以内の短期融資に利用されることの多い融資方法で、融資に関する取り決めについては手形の振り出し前に銀行に差し入れる契約書「銀行取引約定書」に記載されています。
会社の信用力が高くなると、手形貸付に極度枠を設定できるようになります。
極度枠とは、その限度額の範囲内でいつでも自由に手形を振り出すことができる仕組みです。
定期的な審査によって極度枠は変動しますが、1度でも極度枠を作っておくとよりスピーディーに資金調達ができるようになります。
実際、利用者数の多いカードローン会社の口コミや評判には、「担当者の対応が丁寧だった」「迅速に対応してくれた」など、良い内容が目立ちます。
利用者数の少ない地方銀行や中小消費者金融が駄目というわけではありませんが、利用者数の多い大手銀行や大手消費者金融のカードローンは、それに見合うだけの効果を期待できるということを覚えておきましょう。
手形割引は利用する銀行・業者によって借入条件が異なります。したがって、各銀行・業者の商品詳細をきちんと確認してから、自社に適した利用先を選ばなくてはなりません。
銀行の手形貸付のハードルが高いのは、当座預金口座を開設する必要があるからです。審査にも時間がかかりますし、すぐに運転資金を調達したいという状況だと、銀行を複数回るのは得策といえません。ノンバンク系の貸金業者なら、銀行に融資を断られた中小企業でも、審査に通るケースがあるので、検討してみるのも手です。
借りたお金は、期日までにしっかり返さなければトラブルにつながります。
もちろん、悪質業者でも正規の業者でもそれは変わりません。
手形貸付の返済期間は、どういった仕組みなのでしょうか。
一括返済の場合には、期日が到来しても決済できずに、そのまま継続(ころがし)となる企業も多いようです。ただし金融機関側は、手形貸付のころがしは実質の長期融資となりますので、あまり好まれる状況ではありません。
分割返済
納税資金や賞与資金などの、主に季節性の資金として利用されます。
通常の返済期間は1ヶ月ごとですが、金融機関との取り決めにより3ヶ月ごとの返済なども対応できます。
決算関係の資金や賞与資金は、通常半年ごとに発生します。
そのためこのような資金使途の場合は、返済期間が6ヶ月の分割返済となります。
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