鉄骨造の家とは、「steel(鋼鉄)」の略でS造とも呼ばれており、骨組みに鉄骨を使用して作られたものをいいます。
鉄骨住宅の特徴って?
住宅建築には、いくつかの工法があります。
鉄骨住宅は比較的ベーシックな部類に入りますが、用途に合わせて選択できるととても魅力的です。
鉄骨住宅の特徴について、知ってみてください。
鉄骨造の家は、材料のほとんどを工場で作っているため、軽量鉄骨・重量鉄骨にかかわらず工期が約4ヶ月と短いのが特徴です。
しかし、実は工場での準備段階に時間がかかるので注意が必要です。
最大のリスクは「火災による倒壊」です。
まず、鉄筋コンクリート(RC)、重量鉄骨、これに関しては確かに木造よりも倒壊はしにくく、メリットと言えます。
使う鋼材の厚さが6mm未満のものは「軽量鉄骨造」、6mm以上のものは「重量鉄骨造」に区分されます。
もちろん弱点もあります。木造のように燃えたり、シロアリが発生したり…という心配はないけれど、火事になると柱が曲がったり、雨漏りで錆びたりすることがあります。でもしっかり耐火被覆や防錆処理を行っていれば問題ナシ。「メンテナンスが行き届いていれば、軽量鉄骨でも100年以上は持つ」と言われているくらいです。
薄い鋼材で骨組みをつくる軽量鉄骨は、音やサビや間取りの制限といった問題をクリアできれば、素敵な家に生まれ変わるポテンシャルを持っています。
高断熱・高遮音効果などの優れた特徴を持ち合わせており、機能性を重視する際に用いられます。
鉄骨造の特徴と建築家の妙技が、大胆かつ繊細な住空間を生み出します。
重量鉄骨のメリットとしては、柱の間隔をより大きくとることができることによる柱のない広い空間を生み出すことができる点が挙げられます。鉄骨に厚みがあることから軽量鉄骨よりも大きな強度を持っており、柱と梁で躯体が構成されるラーメン構造が可能となることから、そうしたメリットが生まれます。
規模の小さな建物に用いることができる構造ですが、建物全体が重くなり、それによって基礎や地盤もしっかりとした工事を必要とし、さらにコストが高くなる原因となるでしょう。鉄骨造の建物でも、その規模や用途によって鉄骨の重さを決めていきましょう。
他の構造形式に比べ比較的安価に建てられるほか、間取りの自由度が高くリフォームや改装などがしやすい特徴があり、また、鉄やコンクリートなどの素材と比較して、吸水性・吸湿性が高く、温湿度条件が季節によって大きく変化する日本の風土に合った素材であると考えられています。
結局は、
鉄骨 →無機質、モダン、洋風な家
木造 →木質感、トラディショナル、和風な家
という判断に落ち着くのではないだろうか…
従来は10階建て未満の中低層マンションに多く用いられていたが、近年では高強度のコンクリートが開発され、高層マンションに用いられるケースも増えている。
軽量鉄骨は、厚さ6ミリ未満の鋼材で大手ハウスメーカーが多く採用。2階建て(3階建て)以下の住宅に採用されます。
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