鉄は引張力、圧縮力に強く変形しにくい材料です。
鉄でできた建物は、大きな変形力のかかる地震が来たとき、対抗できる耐震力を持っているのです。地震の多い日本ではこの構造が一番適しているでしょう。
鉄骨住宅の特徴とは?おすすめのメーカーはどんなところ?
最近では色々な災害が頻繁に起こっていることもあり、鉄骨住宅に注目が集まるようになってきました。
鉄骨住宅
鉄骨住宅とは、構造体に鉄骨を使っている住宅のことです。
日本家屋に多かった木造住宅よりも非常に剛健な構造といった特徴があります。
そのため、昭和の時代には18%しかなかった鉄骨住宅は、現在では40%を超す割合となっており、今後もこの割合は徐々にですが増え続けると思われています。
鉄骨住宅は、マンションや商業施設に使われる「重量鉄骨」と、戸建て住宅に採用される「軽量鉄骨」の2種類があります。
大型デパートやマンションなどに使用される重量鉄骨ですが、最近では従来よりも広い間取りを必要としている戸建て住宅にも使用されることが増えて気ました。
ただし、重量鉄骨を使用するには地盤がある一定レベル以上の強さが必要となります。
柱に重量鉄骨を用いた鉄骨住宅を、50万円代という低価格から建てられると評判のハウスメーカーです。自由設計であることもポイントで、重量鉄骨工法という独自の工法で高性能な仕上がりを実現できます。
重量鉄骨工法を一般家屋に取り入れることによってデザイン性の高いマイホームの建築を可能にしています。
広い間取りの部屋を作ることができますので、大きな吹き抜けであったり、従来では不可能であった高窓なども設置することができます。
一般的なハウスメーカーの場合には、重量鉄骨を使って家を建てると、どうしてもコストがかさんでしまうのですが、ワイビルドの場合には、設計から施工まで一貫しておこなっておりますので、非常にコスパの高いマイホームを建築することができます。
セキスイハイムブランドで鉄骨系プレハブ住宅分野を開拓したハウスメーカーです。
工場生産化率80%以上で高い製品精度と短い現場工期を特徴とし施工トラブルも少ないと好評。太陽光発電やオール電化住宅などエコ住宅を中心にシェアを維持しています。
セキスイハイムは、他社にないユニット工法があります。
このユニット工法とは、家をユニット単位で作成しレゴブロックのように積み上げて作成する工法です。
工場でユニット単位で作成しますので、実際に家を建てるところに設置する時間はとても短い時間で済みます。
現地での施工ミスが少なく、1日で外壁が組みあがりますので施工中に雨などで部材が濡れるといったリスクもありません。
ハウスメーカー2位のダイワハウスですが、売上高に占める注文住宅の割合は20%程度まで低下しています。大和ハウス工業は賃貸住宅や流通系店舗など商業建築事業の比率が増えています。
出典 大和ハウス工業評価
ダイワハウスといえば、軽量鉄骨の鉄骨プレハブ工法の先駆けですが、集成材使用の在来軸組工法の木造住宅「GranWood(グランウッド)系」も人気があります。
「skye(スカイエ)」は、重量鉄骨・ラーメン構造の3・4・5階建て商品。スカイエ以外は木造も含めて「xevo(ジーヴォ)」シリーズとなっています。
重量鉄骨で造るアイホームズ「たくみ」は、ひ孫の代まで住める家です。
地盤、基礎、構造材について考え抜いた頑強な工事を行っておりますので、すぐれた耐久性をお約束します。
アイホームズ「たくみ」は、高層ビルでも使用する重量鉄骨柱で、大きさは200mm角以上、柱の厚さは9mm以上と頑丈な柱を使用しています。
軽量鉄骨造の場合、柱の大きさは100mm~150mm角、柱の厚さは3.2mm~4.3mmですので、骨格の差は明らかです。
スーパージオ工法を採用しておりますので、地震などに非常に耐性があります。
このスーパージオ工法とは、あらかじめ建物と同じ量の土を取り除き、取り除いた土の代わりにスーパージオ材を敷き詰める工法です。
スーパージオ材を敷き詰めることによって、地盤の強度を高めることが出来ます。
鉄骨造で建てられた家は、柱と柱の距離を長くすることができるため、部屋の空間を広く取ることができるようになります。木造住宅の場合、木材の強度の関係で中柱が必要です。しかし鉄骨造であれば、使用される鋼材の強度がもともと高いため、木造で必要だった中柱がなくてもしっかりとした住宅を建てることが可能となっています。そのため鉄骨造で造られた建物は、開放感がある広い造りにすることができるのです。
木材は生き物ですから上記のように時が経つと反ったり曲がったりする可能性があります。
鉄はそれがありません。
鉄の弱点はサビと疲労破壊ですが、防錆材が優秀な点と、住宅の使用用途で疲労破壊を起こすことは考えられない為、経年劣化という観点からは鉄骨の方が優秀だと言えると思います。
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