日本でははり・きゅうと言えば痛みの治療というイメージがあります。
ところが発祥の地である中国では、痛みだけでなく内科的なものから婦人科、皮膚科領域まで様々な治療が行われています。
不妊治療にももちろん活用されています。
不妊治療に鍼灸院がオススメ?なぜ、鍼灸治療が有効だと言われているのか?
不妊治療は、様々な治療法があります。そのため、自分の体や精神状態に合った治療法を見つけることが重要といえるでしょう。今回は、不妊治療の中でも鍼灸治療に着目して紹介していきます。
鍼灸治療による不妊治療では、養生によりそういった加齢に伴う妊娠する力の減退を遅らせたり、また食事や生活習慣の改善などと合わせて、妊娠する力をある程度補っていったりすることもできると考えられています。
東洋医学において卵巣機能の調節をしていると考えられている五臓の内の「腎」の気を整え、体を温めて血行を促進し、血瘀(けつお/血液の循環が悪い状態のこと)の状態改善と気血(きけつ/東洋医学における人体の基本と考えられるもので、血液と、気すなわち体内の生気エネルギーのこと)の流れを整えていきながら、栄養やホルモンが血液によってしっかりと運ばれる体にしていきます。
医療機関と連携して、不妊治療に鍼灸が有効であることを医学的に検証し、エビデンスに裏付けされた治療を行っている鍼灸院です。
治療のデータはホームページでも公開し、明確に治療の効果があることを伝えるなど、不妊治療につきものの不安を払しょくすることを心がけています。
こちらの院では決して鍼灸のみの治療を勧めるのではなく、医療機関のスケジュールに合わせて治療を進め、また、医療機関でも使われている近赤外線レーザーでの不妊治療を行っております。昨年は鍼灸師2名で延べ2,000名、ここ5年で9,000名の施術実績(不妊以外も含む)があり、豊富な施術経験が伺えます。
大阪 心斎橋からも長堀橋からも徒歩5分という、非常にアクセスの良い立地にある「鍼灸院 天空」。
こちらでは初診のカウンセリングに非常に時間をかけていらっしゃいます。
1.東洋医学的な体質把握
2.栄養状態の把握
3.西洋医学の不妊治療
3つの状態を把握し、それに対応した鍼灸施術・生活指導をすることで、より一層の効果が期待できるそうです。
IVFなんばクリニックでは、一般不妊治療だけではなく、鍼灸・ヨガ・アロマトリートメントなどの補助治療もプログラムの一環として提案しています。高度生殖医療を行なうかたわらで、心理・栄養・遺伝カウンセリングといった心のケアも大切だと考え、日々多くの患者さんと向き合っているそう。最善の治療を紹介しながらも、患者さんの社会的な事情まで配慮してくれるため、安心して通えるクリニックだと言えます。
人工授精といった生殖医療の専門医である院長をはじめ、不妊内分泌・子宮内膜症・産婦人科を専門とする医師たちが在籍しています。そのため、「凍結融解胚移植」「卵管鏡下卵管形成術」などの難しい治療にも対応できるのです。
初めての診察ではどんな治療方法が適しているか、しっかりと対話しながら提案してくれます。考えを押しつけるのではなく、気持ちに寄り添いながら治療方法を決定できるところが嬉しいポイントです。
女性の体温は排卵を境に高温期へ、また月経を境に低温期へと移行します。つまり体温を測ることで排卵日を予測することが可能となります。また、体温は活動することで上下するため、できれば毎朝、起床直後に布団で横になったままで測定して、その記録を比較するようにしましょう。
原因がはっきりしているものとして卵管通過障害が約3割、排卵障害が約1割、子宮内膜異常が数%あります。ただし、検査では異常が見つからないにもかかわらず妊娠に至らない「原因不明不妊」と呼ばれる患者様が約半数いらっしゃるといわれています。現代の医学でも、検査によってすべての不妊原因がわかるわけではありません。
不妊症の頻度は高齢になるほど上昇し、約9%と推定されています。近年、不妊症の頻度は増加しており、その背景には晩婚化や妊娠・出産年齢の高齢化などが挙げられます。35歳を過ぎると不妊症の頻度が高くなるため、不妊治療においては35歳以上を「高齢」と位置付けられています。
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