システム建築をする際のメーカー選び

効率的に建物を建設できるシステム建築について、その特徴やメーカーの選び方を紹介します。

FC2USER818906FAI さん

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システム建築とはどんな建築?

まずはシステム建築について特徴やメリットを理解しておきましょう。

■標準化された建築方法

システム建築とは建物を構成する部材を『標準化』することにより、『建築生産トータル』を『システム化』し、『商品化』した建築です。

システム建築は、構成する部材を標準化して商品として既成されている為、無駄な手間を一切省いた建築方法と言えます。

■合理的で低コスト

物件毎に応力に応じた最適断面を設定。屋根と母屋がフレームと一体化した合理的な構造を採用したことで低コストを実現。また、エンドプレートによる現場接合方式や部材点数を最小限に抑えたことで工事のスピードアップと同時に確かな施工精度向上も実現しました。

システム建築なら、合理的に作られた建物の部材を利用することで低コストを実現しています。

■短納期で完成できる

標準化した施工方法により、短工期で高品質の建物を施工できます。
システム開発の段階から、現場施工の省力化と省職種化を基本コンセプトにしているので、近年の技能労働者不足の対策にも合致した建築生産様式といえます。

現場での施工工程を大幅にショートカットできる施工方法となる為、短納期で完成できることが大きな特徴です。

システム建築のメーカーの選び方

システム建築を依頼するメーカーの選び方についてポイントを紹介します。

■安定した品質が望めるか

多くの部分がシステム化されているとは言え、営業段階に関してはまだまだ属人的な部分があります。しかも、ハウスメーカーの家づくりでは、契約までに営業担当者と決めた内容をベースに、契約後は別の担当者(設計担当者、インテリアコーディネーター、工事担当者等)と打合せを進めていくことになるため、営業担当者の力量が家づくり全体の成否を左右してしまう部分があります。

システム化が進んでも、人同士が話し合うため、安定した品質などが実現できるかどうかは選ぶポイントになります。

■多層階にも対応している

メーカーにより2階建ての社屋などの建物も建設可能です。
2階床の積載荷重の大小により2タイプの構造形式(通し柱タイプ、上乗せタイプ)を用意しています。

多層階にも対応しているということは、システム建築の弱点ともなる接続部の強度を実現したことになり、高い技術を持っている証となります。

■建設主・元請けどちらにも対応している

建築主・元請の両方からの依頼に対応できる会社は、それだけ幅広い依頼に対応できる可能性があります。システム建築会社の中でも、建築の自由度を重視する場合は、依頼者の種別をチェックしておくといいかもしれません。

メーカーによって依頼主が限られることがあります。
建築主からの直接依頼と元請けからの発注のどちらにも対応しているメーカーであればそれだけ対応能力が高いということになります。

システム建築を決める前に確認すること

システム建築をどこにするか決定する前に必ず確認しておくポイントをまとめました。

■信用力と財政力を確認

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