頸椎後方にある椎間関節の動きが低下したり変形が生じたりすると、頸の後方部から背中、時には胸の前の方に痛みや凝り、だるさ、違和感等々が生じます。リハビリテーションが治療の中心となってきます。頸椎牽引、マッサージ、温熱療法、電気療法、針治療、ストレッチ体操、筋力アップ、リラクゼイション等々を適宜組み合わせていきます。
椎間板ヘルニアの症状とは?治療法について
椎間板ヘルニアに悩まされている人もいるのではないでしょうか。
重症化することによって手術となるため、出来る限り早めに病院にいかなくてはいけません。
今回は椎間板ヘルニアの症状や治療法についてまとめてみました。
頸部脊髄が圧迫を受けると下半身及び上半身に神経障害が発生してきます。脊髄症を起こす圧迫の原因は、頚椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症、脊柱管狭窄症等々であり、正確な診断はMRIやCT等によります。脚のつっぱり、歩行障害、尿コントロール障害、尿失禁、手のしびれ、筋力低下、筋萎縮、手足の痛み等複雑な症状が発生し日常生活に支障をきたすようになってきます。
炎症が強く、痛みが激しい段階(急性期)では、患部を動かさずにじっとしている、安静治療を行うことがあります。安静治療には、患部における筋肉の緊張を取るための温熱療法や、炎症を抑えるための温湿布・冷湿布などがあります。
保存治療で改善が見られず、痛みやしびれに耐えられない場合にはヘルニアの切開手術が行われます。患部をどのような方法で見ながら手術するかという違いによって「直視下」「顕微鏡下」「内視鏡下」という、3つの術式があります。
椎間板ヘルニアの治療方法で最も注目されているのが、レーザー治療(PLDD)。メスを使用せず、レーザー照射でヘルニアを治療します。切開手術に比べ、最小限の負担でヘルニアを治療できる、画期的な方法です。
原因としては、加齢や重いものを持ったときの負荷などが考えられています。ちなみに、脊椎は下へ行くほど重さがかかりやすいため、腰に近いところほど椎間板ヘルニアが発症しやすくなります。
椎間板の中の髄核が飛び出してしまった状態を「椎間板ヘルニア」と言います。生卵にたとえるならば、黄身が白身を突き破って出てきてしまったのと同じです。
身体の中の一部が、あるべき場所から出てきてしまった状態を「ヘルニア」と言います。
よく知られている「脱腸」も、多くの場合は、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が鼠径部(そけいぶ)の筋膜の間から皮膚の下に出てくる「鼠径(そけい)ヘルニア」と呼ばれる病気です。
いわゆる「でべそ」もまた、生後間もなくへその緒が取れた後に、おへそがとびだしてくる状態で、「臍(さい)ヘルニア」と呼ばれる病気です。
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