東京でパーキンソン病のリハビリを受けられる施設・病院まとめ

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主演を務めたマイケル・J・フォックスや、ボクサーのモハメッド・アリ、芸術家の岡本太郎といった方々も患ったパーキンソン病は、今でも完治が難しい難病となっています。
パーキンソン病とはなにかをまとめ、前向きに病気と付き合うために必要となるリハビリ施設や病院についてまとめました。

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パーキンソン病とは

名前を聞いたことがあっても、具体的にどのような病気か知らない方も多いですよね。
パーキンソン病とはどのような病気なのかをまとめました。

パーキンソン病は、1817年にイギリスのJames Parkinsonによって初めて報告された神経変性疾患の一種です。安静時振戦、固縮、動作緩慢、姿勢反射障害などの特徴的な症状のほか、自律神経障害、うつ、睡眠障害、認知症などが主な症状で、ゆるやかに進行します。

介護が必要になるきっかけの一つにパーキンソン病の発症があります。パーキンソン病は主に50歳以上の中高年に見られる進行性の疾患で、手足のこわばりといった軽い症状から、最悪の場合は寝たきり状態になることもある、現代の医学では完治が困難な難病として知られています。

認知症やうつ病などの症状に似ているため、パーキンソン病と気が付かないまま進行していってしまう事も多いようです。
症状にもさまざまなものがあり、さらに進行速度もゆっくりという点も、パーキンソン病に気が付きにくい理由になりそうですね。

パーキンソン病は、厚生労働省が定める「難病治療研究対策事業」の対象疾患で、国や都道府県から医療費の補助を受けることができます。最近ではパーキンソン病の治療は大きく進歩し、長く普通の生活ができる様になっています。補助を受けることで、安心して長期的な治療を受けることができます。

医療費の補助を受け治療を行えるということですので、少しでも進行を遅らせる治療やリハビリを続けやすいといえます。

パーキンソン病の治療について
パーキンソン病の治療には、薬物治療と外科治療、理学療法があります。

お薬での治療や手術を行う治療の他に、理学療法、つまりリハビリを行うことがパーキンソン病の治療として行われています。

パーキンソン病の進行を遅らせることが期待できるリハビリ内容

パーキンソン病の治療の一環で行われる理学療法、つまりリハビリにはどのようなものがあるのかをまとめました。

■パーキンソン体操

パーキンソン病の進行を抑え、健康な体を維持するには、投薬治療のほかにもリハビリテーションが必要。そこで考え出されたものが、「パーキンソン体操」です。

パーキンソン体操は早期に行うことのできるリハビリテーションで、日常生活の中で無理なくリハビリを行うことが可能。

パーキンソン体操は、体力の低下を防ぎ、筋肉や関節を パーキンソン体操 軟らかくして、動作をなめらかにするための体操です。

パーキンソン体操は無理なく、自宅でも行える体操です。
全ての体操を毎回行う必要はなく、自分に合った運動を最初は2~3回くらい、徐々に回数を増やせるようになればいいそうです。
これなら高齢者の方でも行えそうですね。

パーキンソン病になると運動不足となり歩行能力が低下する方も多く、その対策として歩行訓練を行う事も多くなります。
歩行することは一見とても簡単に見えても、バランス感覚が必要、筋力が必要など、良い運動となります。

一定の間隔につけた目印をまたぎながら歩いたり、「1、2、1、2」と声をかけながら数歩足踏みをしてから歩き出したりすると、スムーズに歩行が可能になる場合があります。方向転換が苦手になる場合が多いため、スラローム歩行等を取り入れる場合もあります。

大きな一歩を出す歩行運動や、大きな歩幅で歩くためにバランスをとりやすくする運動、また、両手に杖をもって大きな歩幅であるく運動をご紹介しています。手すりやテーブル、壁、杖を使った運動です。

ただむやみに歩くのではなく、リズムをとりながら歩いたり、身体を支える道具を使って歩くなどの工夫をすることが大切です。
バランス感覚も低下するので、転倒には注意が必要ですね。

普段ごく普通に行っている呼吸をするということや、食事をするということは、いくつもの筋肉が連動して働くことで行えます。
パーキンソン病になると筋肉が固まり縮むといったことが起こったり、姿勢が悪くなるために呼吸をする機能も低下します。
この呼吸機能の低下を防ぐための訓練も必要となるケースがあります。

神経筋疾患の患者さんは肺の柔らかさを維持し(深吸気練習・肺胞拡張法)、咳の力を高める練習(咳の練習)を行い、肺の中に痰を溜めないきれいな状態を保つことが重要になります。

食べ物や飲み物を飲み込む一連の動作が難しくなることもあります。 この場合は、のどのまわりの筋肉低下を改善するため、首の運動や舌の運動訓練などの嚥下(えんげ)療法を行います。