ピアノの購入前に知っておきたい注意点

子供にピアノを習ってほしい、自分がピアノを上達したいといったとき考えるのがピアノの購入だと思います。ピアノを購入する場合、いくつか中止しなければならない点があります。今回はピアノ購入に際する注意点を解説していきます。

FC2USER739100WAR さん

4 PV

ピアノの種類

まず覚えておきたいのがピアノの種類です。

グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノの3種類があります。

■グランドピアノ

グランドピアノの奥行き長さは、楽器によって1.7〜3mとひらきがあります。大きくなるほど弦が長くなり、振動も良くなるため響きも良くなります。

学校などにおいてある大きいタイプのピアノです。

■アップライトピアノ

アップライトピアノ(英: Upright piano)は、ピアノの形態の一種で、フレームや弦、響板を鉛直方向に配置した打弦鍵盤楽器の一種である。グランドピアノと多くの共通要素を有する。

アップライトピアノは、フレームや弦、響板を鉛直方向に配し、上下に延びるように作られている。グランドピアノよりも場所を取らないため、グランドピアノを設置する場所の取れない家庭や、学校の教室などに広く設置されている。

グランドピアノよりもサイズが小さく、縦長の形をしているのがアップライトピアノです。広さが限られていても置くことができます。

■電子ピアノ

電子ピアノは鍵盤を押すことによって電子音源のスイッチを入れ、スピーカーから音を出します。

一部のデジタルピアノはアップライトピアノまたはグランドピアノのように見えるようにも設計されている。鍵盤数もピアノと同じ88鍵盤のものが普通である。

ピアノのように実際に音が出るわけではなく、電子音がスピーカーから出るものを電子ピアノといいます。
大きさはアップライトピアノかそれよりも小さい設計です。

重さと大きさに注意

アコースティックピアノは大きくて重いものです。
その重さは音の響きを豊かにしたり、高い耐久性のために必要なものなのですが、アップライトピアノでも180kg前後から重いものでは200kgを超えます。

グランドピアノを自宅に置く際に、気をつけなければいけないのは、その重さです。

先程6畳の部屋に置いたシミュレーションしたC3系のグランドピアノの場合、重さはなんと300kgを超えます。

大きさ、重さに注意が必要です。
ピアノは非常に重く、最悪の場合床が凹んだり抜けてしまう可能性もあります。

室温と湿度に注意

木製部分も金属部分も気温や湿度が変化すると、どんどん膨張したり収縮したりします。
でも変化の度合いは素材それぞれによって違います。膨張率に差があればあるほど、ピアノの中ではそれぞれのパーツがいびつに変化します。木製部分は湿度でも大きく変化します。

弦の高い張力に対して、バランスを取って耐えている支柱やフレームが急に変化しながら歪むと、どこかにしわ寄せがきます。木材の接着面や継ぎ目、ピンが打ってある周辺などはどうしても強度が他に比べて弱くなります。そこに強い歪みが生じると、、、

ピアノは繊細な楽器で、温度管理や湿度管理が必須です。

一般的な国産メーカーのピアノは1年を通じ、湿度を50%程度に保ってあげると、調律やタッチが安定し、ピアノ本体の寿命も延びます。
※欧州メーカーのピアノは、湿度40パーセント台を推奨しているものもありますので、いつも来ている調律師さんに確認してください。

YAMAHAの推奨は温度は15℃~25℃、湿度は冬季:35~65%、夏季:40~70%。人間にとって快適な環境が、ピアノにとっても一番いい環境、だそうです。

防音対策はしっかりと

  • 1
  • 2