風評被害とは、辞書を調べると風評によって経済的被害を受けることと掲載されています。
風評被害は放置すべきではない! 適切な対処方法とは?
風評被害は今や他人事ではないものです。
どこで、誰から風評被害を受けるか分からないからです。
今回は風評被害を受けた時の適切な対処法についてまとめました。
芸人のスマイリーキクチさんが、ある殺人事件の犯人または関係者であるという、根も葉もない全くの嘘がネット上で広がり、本人は大変な誹謗中傷を受けていたというものです。
脅迫さえも受けていたということで、大変気の毒な事件ですが、ネット社会が生み出した功罪と言えます。
1996年、大阪府堺市でO157食中毒の騒動が起きた時のことですが、大阪府内の業者が出荷したカイワレ大根が食中毒の原因となった可能性は否定できないと、当時の厚生大臣である菅直人が発表してしまいました。
これにより、倒産や破産してしまう農家や業者が相次ぎ、ついには自殺者まで出す最悪の悲劇となりました。
検査の結果は、その疑いを持たれた施設からも従業員からもO157は検出されませんでした。
インターネットは便利なものです。
どんな情報も簡単に引き出せるのですが、それが正しいのかは分かりません。
曖昧な噂を広げてしまうことで、悲しむ人もいることを覚えておきましょう。
悪評や誹謗中傷を書き込まれたページを検索上位に表示されるのを防ぐだけでなく、書き込みそのものの削除をしてくれるので、根本的な解決ができるのが最大のポイント。しかも最短1日で削除ができるので、風評被害を最小限に食い止めることができます。
逮捕歴や犯罪歴といった個人情報に関する書き込みや、誹謗中傷を書き連ねている悪質なブログの削除要請も代行してくれます。掲示板やSNSの書き込みを24時間監視しながら、炎上を未然に防ぐサービスも利用可能。あらゆるリスクから会社を守ってくれます。
ネガティブな書き込みの有無を確認できる「ブラックチェッカー」や、指定したキーワードについての悪評や誹謗中傷を調べてくれる「ブランドチェッカー」といった監視サービスも充実。悪質な書き込みが拡散する前に対処することで、企業イメージの低下を防いでくれます。
風評被害を受けた場合、自社や自分のHP上で被害に遭っていることを公表しましょう。その上で、書き込みやうわさが事実に反していることをしっかりと主張します。
また現在、風評被害を収めるために何をしているのか(書き込みの削除、それを行った者の特定など)を具体的に発信し、消費者が安心するように努めなければなりません。
サイトや掲示板の書き込みを、勝手に削除することはできません。削除したい場合、そのサイトや掲示板の管理者に削除してほしい旨を伝え、管理者側で削除してもらうことになります。
しかし、管理者側も表現の自由などの権利に配慮する必要があるため、簡単に個人の投稿を削除することはできません。そのため、削除するのが妥当と思ってもらえる詳細な理由が必要になります。
投稿された内容があなた(自社)に対する『名誉毀損』などに該当し、損害が生じた場合や精神的な苦痛を受けた場合は、民事裁判を提起して投稿者に対し、損害賠償を請求できるかもしれません。
精神的な苦痛に対する損害賠償(慰謝料)の相場は、程度によって増減しますが、一般的に10~100万円と考えられています。
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