使用する木材によって差は出てきますが、鉄骨構造や鉄筋コンクリート構造に比べて木造住宅の材料費は安価で済みます。
また、構造体が軽いため、基礎工事にも手間があまりかかりません。その分、費用も抑えられます。
あらかじめ柱に耐火処理や防錆処理を必要とする鉄骨構造に比べ、木造住宅では内装の下地材や木材自体の厚みで耐火効果を持たせるため、処理の必要がないのです。
これらのことから、費用は安く済むのです。
鉄骨住宅に住もう!鉄骨住宅のメリットとは?
頑丈なイメージがある鉄骨住宅ですが、実際はどうなのでしょうか。
今回は、そんな鉄骨住宅のメリットやおすすめの業者を紹介。
これから家を建てようという方は、参考にしてみてください。
木材の持つ力のひとつに、調湿効果があります。
冬などで室内の空気が乾燥すると、木材は蓄えていた水分を空気中に放出します。
逆に湿気の多い時期では、空気中の水分を吸い込んでくれる働きがあるため、結露やカビの発生も比較的抑えられます。
木の伐採につながる木造家屋は環境に良くないというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実はその逆で森林の循環サイクルを助けているのです。木は樹齢を重ねると二酸化炭素の吸収力が弱まるので、それを伐採し、新たに植えて、二酸化炭素の吸収が活発な若い木を育てていくという森全体の循環が大切になってきます。
木造家屋であれば、間取りを変えたり増築をすることも比較的楽に行えます。家族が増えて新たに部屋が必要な時のリノベーションや、子どもが成長して両親だけで住むことになった時の平屋への減築など、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて柔軟に建物を変えていけるのは、木造家屋の大きなメリットです。
鉄骨は完全に工場で製作され、誰がやっても品質が維持できるのはメリットの一つです。
木造は以前に比べると、工場でプレカットしてしまうので品質はかなり安定してきていますが、現場の大工さんの腕に多少なりとも左右される傾向にあるのはデメリットとなります。
例えば、なるべく壁や柱を減らして、大空間のLDKが欲しい、という場合は鉄骨住宅の方が向いています。
また、LDK南側に天井まである大きな窓をいくつも並べたい、という希望も同様です。
これが鉄骨メーカーの最大のメリットと言えます。
逆に木造は壁や柱が多くなるのがデメリットとなります。
鉄骨造の場合、建築の際に構造計算が必須となるので、揺れに強い設計で建設されます。そのため、耐震性・安全性に強い丈夫な家を建てることができます。
鉄骨住宅では1Fと2Fの仕切りをコンクリートでするのでかなり遮音性は良いです。アパートやマンションでも使われる工法であり、2世帯住宅でも これはかなり有効です。我が家はコンクリートの厚さが約13センチあります。歩いたぐらいではは全然分かりません。
建築物を大まかに分けると、「木造(W造)」「鉄骨造(S造)」「鉄筋コンクリート造(RC造)」「鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)」があります。鉄骨造は防音性や建築コストなど、木造と鉄筋コンクリート造の中間に位置していると言えるでしょう。鉄骨造の中で厚さ6mmを超える鋼材を使用した場合は「重量鉄骨造」、6mm以下だった場合は「軽量鉄骨造」と呼んでいます。
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