1棟マンション投資(新築)……「1棟マンション」とは、その名のとおりマンションを一棟丸ごと購入または建築して運営する投資を指します。マンションの戸数は物件によりますが、一般的には億単位の購入資金が必要となり、区分マンションと比べると、一気に敷居は高くなります。
1棟マンション投資(中古)……中古マンションを一棟ごと購入し、運営することを指します。築20年の1棟30戸のマンションを安く購入し、マンション全体の大規模改修を行い、競争力をつけてインカムゲインを得るやり手の投資家もいます。
一棟マンションのメリット
戸数が多く、収益率が高いのが大きなメリットです。中古物件の場合、低価格で購入できることもあり、利回りが良いという魅力も。建物の構造上、耐震性も高く、災害によるリスクも強いのが特徴です。鉄筋コンクリートで作られたマンションの場合、国の定める耐用年数は47年。銀行融資の返済期間を長く設定できるのも嬉しいポイントです。
出典 収益物件の種類
一棟投資は、戸数が多く、その為収益率が高くなる傾向があります。それだけではなく中古物件での一棟投資なら低価格での購入も視野に入れる事ができ、また利回りが良いという事も大きな魅力です。
一棟まるごと購入する以上、不動産の購入価格が高額になってしまうのは避けられません。
新築で人気のあるエリアの物件であれば、価格が億を超えるものがザラにあります。よほどの資産家か、公務員や上場企業で役職を持っている方など、安定した高収入を得られる方でないと購入するのは難しいでしょう。
もう少し価格を下げれば、5,000万円~1億円の範囲でも比較的良い物件を探すことができます。また、全戸で2~3戸の小さいアパートであれば、2,000万円からでもぽつぽつあります。
注意点は区分も一棟もほぼ同じですが、投資金額が大きいのでより細心の注意を払うことが必要です。
しかし対策さえすればほとんどのリスクやデメリットはカバーできます。
基本的に
需要が高い物件を選ぶ
業者に任せきりにしないで自分でも積極的に経営をする
不動産会社との密な関係を築く
賃料の低下によるダメージなら、リフォームやセキュリティの強化を行ったり、修繕費用問題を考えるなら、管理会社に業務委託するなど、また災害時のリスクのために保険に加入しておく事でリスクをカバーできる点を考えれば一棟投資はとても魅力的です。
不動産投資にはさまざまな方法があります。比較的手軽に始められる「REIT(不動産投資信託)」から、区分所有による「ワンルームマンション経営」「分譲中古マンション経営」、賃貸用の戸建て住宅を経営する「戸建て賃貸経営」、マンションやアパートを一棟丸ごと経営する「一棟物件経営」まで、投資規模やリスク、収益性などはそれぞれ異なります。
アパートやマンションを一棟丸ごと購入する場合は、よほどのことがない限り全室が空室になることはないため、空室リスクを分散できるというメリットがあり、リフォームや入居条件の緩和も比較的自由に行なうことができますが、購入する金額が大きくなるほか、災害のリスクを分散できないなど、どうしても一つの物件に対するリスクは増えてしまいます。
不動産投資というものは、必ず100%儲かるという保証はどこにもありません。株やFX、そして最近話題の仮想通貨などと比べればリスクは低いですが、それでも失敗する人は失敗します。そして、失敗してしまう理由は、はっきり言って、正しい知識がなく適切な物件を選ばなかった、という事に尽きます。本サイトでは、一棟マンション投資を成功させるために不可欠な知識をとりまとめましたので、ぜひ役立ててください。
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