経常運転資金とは、銀行貸付における資金使途の一つであり、
(売掛金+受取手形+棚卸資産)/(買掛金+支払手形)
という計算式で計算されます。
この考え方は、企業が商品代金等の決済において、立て替えている金額というものです。商売上の裏づけがある資金です。
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増加運転資金とは、必要な運転資金が増加したことに伴い、調達してくることが必要となった運転資金の事を指します。
例えば、売上高の増加は一般的に望ましい事ではありますが、必要な運転資金も増加します。
事業の売上が減少したことで「売上規模の縮小による諸経費」や「売上がよかった頃の仕入れ代金」、「従業員にかかる人件費」などが支払えないときに発生する、増加運転資金と真逆の意味を持つ運転資金です。減少運転資金が発生したときは、「売上を伸ばす」または「経費削減」を行う必要があります。また、資金不足を解消する期間中は発生した減少運転資金分の融資を受ける必要も生じてきます。
いわゆる季節性のある商品を取り扱っている企業の場合、毎年特定の時期に運転資金の需要が発生することがあり、これを季節資金といいます。
本来、車両・機械などの「設備」を購入する場合の資金は「設備資金」として扱われます。しかし、分割払いや、後払いなどになっており、一定期間が経過しても、代金決済されずに未払いとして残ってしまうことがあります。
一定期間経過後に未払いとして残ってしまった「設備資金」(通常、設備購入から6ヶ月以上経過)の支払に対しては、運転資金として扱われます。この運転資金を、設備未払金決済運転資金と呼びます。
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