農業を始めて以来、人は病害虫や雑草から農作物を守るための努力を行ってきました。その方法としては、病害虫に強い品種の利用、耕起や作物を収穫した残りの部分の除去による病害虫発生対策などの耕種的防除、ビニールシートや敷きわらによる雑草抑制、太陽熱利用による土壌の消毒などの物理的防除、クモ等の天敵等を利用した生物的防除も行われていますが、少ない労力で一定の効果が得られる点で農薬の使用が行われています。
農薬除去されていないものを口にするのは危険!
農薬が除去されていないものを口の中に入れるのは非常に危険です。身体は食べ物で作られているので安全なものを口にするようにしたいですね。
日本では、その昔、いわゆる「虫追い」、「虫送り」といって、農家がみんなで太鼓、半鐘、たいまつ等をもち、声を出しながら田んぼのまわりを歩き、稲に付く虫を追い払ったといわれています。江戸時代には鯨からとった油を水田に撒き、稲に付いている害虫を払い落とす方法が発明され、昭和の初期まで続けられました。
出典 農林水産省
NHKのニュースでも話題になった「日本農産物の残留農薬量」。
EUや台湾では、残留農薬量オーバーのため受け入れてもらえない日本のいちごやミカン。
そのため国内用と海外輸出用で畑を変えている農家も存在します。
日本の農薬使用量は世界でもトップレベル。
すでに使用を制限・禁止している国も多く存在する毒性の強いネオニコチノイド系農薬。
そのリンゴに対する日本の使用基準は、アメリカに比べて2倍、EUと比べると2.5倍。
出典 IN YOU
野菜を洗う時は時間が大切です。
長すぎると野菜のビタミンも溶け出すので
注意してください。
特に葉野菜など柔らかい物は
溶けやすいので30秒ほどにしましょう。
固いじゃがいもやニンジンは
1分ほどつけて大丈夫です。
野菜だけでなく果物も洗えます。
出典 野菜の正しい取り扱い方
基本的に、「熱で死なない菌はいない」と言われているほど、菌や薬品は熱に弱いため、茹でこぼしたり、加熱(ゆでる、炒める)することは明らかな効果があります。
一方、それをすることで野菜の味を変えてしまったり、その後の調理(自分が作りたい料理)に影響を与えてしまうことがデメリット。あと、毎回これをやるのはさすがに面倒ですよね…
出典 野菜の農薬の落とし方
オーガニックや有機栽培を名乗るために設けられている基準は国によって異なります。日本では食品に関しては農林水産省が基準を設け、それを満たさないと「オーガニック」「有機栽培」という表示ができません。基準は細かく設定されていますが、現在の日本では有機JAS制度で「有機農産物」とされる大まかな定義は以下の通りになります。
出典 マイナビ農業
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