乾燥を防ぎ、皮膚のバリア機能を正常に保つためのスキンケアは、アトピー性皮膚炎の標準治療のひとつとされています。また、アトピー性皮膚炎は、症状の改善と悪化を繰り返すことがあるため、症状が重いときだけでなく、軽いときにも、スキンケアを行うことが大切です。
化粧水選びも大事!アトピー肌の人に良い化粧水とは?
アトピー肌の人は、一般的な化粧水ではかぶれてしまう人が多いようです。
だからこそ、低刺激性など肌の弱い人専用の化粧水を使っている人も多いでしょう。
今回は、アトピー肌の人にはどんな化粧水が良いのかをまとめてみました。
●乾燥がかゆみの原因となるため、保湿剤を多めに塗ったり、保湿剤を携帯し塗る回数を増やすことで、皮膚のうるおいを保ち、かゆみを和らげることができます。
●ほてりもかゆみの原因となります。かゆみのある部分に水をかけたり、保冷剤を当てて冷やすことも効果的です。
●暑い時期や運動した後などは、できるだけ早くシャワーや水で汗を洗い流し、皮膚を清潔に保つことが大切です。このようなときには、入浴の回数を増やしましょう。ただし、石鹸の使用は1日1回までにしましょう。
●外出時にハンドタオルを持参する、刺激の少ないウェットティッシュを使い、こすらず押さえるようにして汗をぬぐう、などの工夫をしてみましょう。
創業から100年以上の歴史を持ち、売上高も国内ベスト3圏内という大手・花王の「乾燥性敏感肌のためのスキンケアシリーズ」が、キュレルです。アトピー肌におすすめの化粧水は「とてもしっとり」タイプ。要チェックですよ。
低刺激なのに、とてもリーズナブル!詰め替え用商品なら500円以下で購入できるというリーズナブルさが魅力の商品です。180mlの大容量も嬉しく、乾燥の気になる部分に、気兼ねなくたっぷりと使用することができます。
ミネラルコスメブランドとして知名度が高く、特にパウダーファンデーションが人気を呼んでいるエトヴォスの化粧水。天然由来の高保湿成分「POs-Ca」を配合し、肌のバリア機能を高めるセラミドの生成をサポートします。
角質細胞同士の隙間を埋めている成分で、保湿機能に加えてバリア機能により紫外線や細菌などの刺激から肌を守ってくれています。気温が低くても凍らず、湿度が0%になっても蒸発しない、幅広い環境で対応可能な高い保湿力が特徴です。またメラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ美白効果もあるようです。
セラミドが不足すると肌が乾燥するだけでなく、バリア機能が衰えてしまうので外部からの刺激も受けやすくなってしまいます
ヒアルロン酸は分子が大きいため、肌に浸透しにくい特徴を持っています。低分子化されていると肌の角質層まで浸透しやすくなりますが、人によっては刺激を感じる場合があるので注意が必要です。また高濃度だと保湿力は高いのですが、使用後にべたつきが気になるという声もあります。肌表面をバリアする機能のあるセラミドと一緒に使用すると、相乗効果が得られるのでおすすめです。
タンパク質の一種で真皮の70%を占めており、肌以外にも髪・爪・骨など全身に存在しています。お肌のハリ・弾力を生み出す作用があり、不足するとシワやたるみの目立つ肌になるので肌年齢と直結する成分です。20歳前後から減少し、40歳頃には子供の半分ほどになってしまいます。若々しい肌を保つためには必須の成分です。
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