時々思うんだけど、理想の生活は昔のヨーロッパ貴族、領主ってやつ?2階に大きな書斎があって、あーでもドラマとかで見るのはだいたい1階だな、うん、まあなんというか、要は窓から広い緑の光景が見渡せて、壁一面の書籍。好きなだけ読んで思索に耽って書いて、散歩して。また読む。そんな生活ね。
【優…雅…?】ヨーロッパ貴族たちの生活がおもしろい!
歴史を勉強する中で、特に「華やかだなあ……」と感じるのが中世~近世ヨーロッパの貴族たち。
優雅すぎる彼らの生活に、憧れを持つ方も多いのではないでしょうか?
でも、よくよく調べてみると「なぜ!?」と思うような習慣や文化がたくさんあるんです!
優雅なだけじゃない、昔のヨーロッパ貴族たちの生活を紹介していきます。
Eeeloise35 さん
映画「マリー・アントワネット」や「エリザベス・ゴールデン・エイジ」など、中世~近世あたりのヨーロッパが舞台の作品って華やかなものばかりですよね!
豪華なドレスや装飾品を身に付けて、豪邸でゆったり優雅に暮らす……一度は経験したいものです。
・起床:夜明け
貴族の日常は夜明けから始まります。まずミサに行き神に祈りを捧げます
・朝食:
最初の食事は朝食です
・午前中:業務
領主や貴族は、自分の領土に関する業務をします。政治に関する議論や決定も含まれます。領土内の穀物、収穫、供給などの報告や、賃貸、税金、関税、支払いなどのお金に関する報告も聞きます。自分の領土内の家臣や小作人たちの裁判、不平や論議を解決したり、結婚の承認をしたりもします。武器の練習をする場合もあります。
・昼食:
午前中に御祈りと昼食を取ります
・午後:
午後の貴族の生活は、狩り、鷹狩り、資産などの点検、視察をします。
・夕食:
夕方のお祈りを済ませたのち、晩餐はお城や領土内の邸宅のホールで開催されます
・夜:
晩餐の後は、音楽、ダンス、ジャグラー、アクロバット、道化師などの娯楽で仲間たちや家族と楽しみます。主人や貴族が就寝時間を決め、お祈りして就寝します。
仕事は午前中のうちに終わり、午後から夜は食事や娯楽がメインです。
現代でもこんなスケジュールで過ごせたら、毎日が充実しそうですよね。
ぜひ真似したい……。
ちなみに、マリー・アントワネットの世界のような豪華絢爛な貴族の生活は、近世に入ってからのことだそうです。
食事や娯楽が1日の大半を占め、ひたすら優雅に暮らしている印象の中世~近世のヨーロッパ貴族たち。
でも実は、決して優雅とは言えない、驚くような努力をしていたようです。
特に貴族の女性は、男性の気を引くためにあらゆる努力をしていたみたいですね。
ヨーロッパ貴族の間では、肌の色は白ければ白いほどよかったそうです。
病弱で儚げな女性が美しいとされていたこともあり、透明感のある肌の白さ、というよりは病的な白さを目指して努力していたみたいですよ。
さらに中世ヨーロッパでは、肌が白ければ白いほどいいとされていました。肌の白さを引き立たせるために肌に血管を描いたり、白粉(おしろい)を大量にはたいたりしてわざと顔色を悪く見せる工夫もしていました。中には貧血になるように血を抜いてまで、肌を白くしようとする貴婦人もいたのです。
蒼白色が上品とされていたので、不健康こそ美人であり、そのために絶食したり、貧血状態を保つために血液を抜いたりしていたようです。
真っ黒に日焼けしているのは、屋外労働をしている証拠で、貧しい階級だという認識があったのだ。
そこで、絶対に日焼けしないために、この時代のレディたちは、ヴィザードと言われる仮面をつけて顔全体をカバーしていた。
ヨーロッパ貴族の女性と言えばコルセット。
ドレスを美しく着こなすボディラインをつくるためには、欠かせないアイテムでした。
現代でも、ドレスを着るときには下着でボディラインを補正することがほとんどですね。
ウェディングドレスの場合は、着物とは真逆で体のメリハリを出さなくてはなりません。元々は西洋の装いのため、キュッとしたウエストと高い位置にバストがなければ着こなせないのです。
- 1
- 2