本当は怖い!「オロナイン+毛穴パック」で角栓が取れる黒ずみケア方法

オロナインを鼻に塗って毛穴パックをすると、角栓が引くくらいにゴッソリ取れる♪と噂を聞いたのですが、その噂とは真逆の意見をよく目にしたのでまとめました。オロナインが作られた目的に合っていない「毛穴ケア」に、無理に使うことはおすすめできません。

FC2USER508815PGT さん

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毛穴の黒ずみの様子は「イチゴ鼻」とも呼ばれます。
顔の中心にある「鼻」が汚いと、鏡を見た時にも気になってしまいますよね。

多くの方が悩む「毛穴の汚れ」は度々あちこちのメディアサイトが取り上げて解説しています。

このしつこい毛穴の汚れを、オロナイン+毛穴パック、通称「オロナインパック」でごっそり取れる♪と話題に

オロナインについは皆さんご存じでしょうが、詳細をご存じな方は少ないでしょう。

オロナインは、カロリーメイトなどでおなじみの大塚製薬が販売する、1953年からのロングセラー商品です。

《効能・効果》にきび、吹出物、はたけ、やけど(かるいもの)、ひび、しもやけ、あかぎれ、きず、水虫(じゅくじゅくしていないもの)、たむし、いんきん、しらくも

一見万能薬のようにも見える優秀な塗り薬です。

毛穴パックについては説明不要ですよね。
鼻にペタっと貼って毛穴のお掃除をするパックです。

これそのものもアフターケアが難しいことや、毛穴を開いてしまって、長い目で見ると逆効果だという意見が多く見受けられます。

①顔全体をぬるま湯で洗い、小鼻を集中的に石鹸の泡で洗う
②顔を拭き、オロナインH軟膏をパックする部分にたっぷり塗る
③10分ほど放置する
④泡立てた石鹸で軟膏をきっちり洗い流す
⑤毛穴パックシートを貼る
⑥所定の時間が経ったら、下から上方向へシートを剥がす

このやり方で、毛穴の汚れがごっそり取れるんだそうです。
オロナインは塗った部分の毛穴を開いてくれる効果があるので、確かに「毛穴の汚れを取る」ことには最適かも知れませんね。

一方ではこんな声も

これ角栓じゃなくてオロナインがパックについてるんじゃ・・・?

「オロナインを毛穴に詰めて、毛穴パックの成分で固まったオロナインを引き抜いて『角栓がごっそり取れた!』と喜んでるだけ」という意見も見られました。

角栓は油の固まりです。たくさん取りたいのなら、まずオロナイン(界面活性剤と油)を鼻の穴にすり込んだりパックします。角栓養殖。そして取ります。油が油になじむ? 成分表の一番上に界面活性剤がありますが?

ん?界面活性剤?

「界面活性剤」の部分が気になったので調べてみました。

界面活性剤とは、台所用洗剤などに入っている、混ざらないはずの油と水を中和してごっそり洗い流してくれる成分?です。

それぞれ、本来混ざり合わない「界面」が存在するのですが、界面活性剤はこの界面の性質を変化させてしまう・・・!のだそうです。

気になるのが、ラウロマクロゴールの洗浄力。
これは「ポリオキシエチレンラウリルエーテル」と呼ばれる結構強い洗浄力を持つもので、最近何かと悪者にされがちな石油系合成界面活性剤のひとつ。

昔はシャンプーにも使われていた成分だけど、最近になってからは刺激が強いから避けられるようになったんだ!
オロナインの使用上の注意にも湿疹などの肌に問題があるときは避けてって書いてある。

つまり、角栓除去のためには役立つかもしれないけど、スキンケアを含めたトータルのケアとしてはむしろマイナスとも言える。

ラウロマクロゴールというオロナインに含まれている界面活性剤の解説を引用しております。
毛穴が黒ずむってことはお肌が正常な状態じゃないってサインなのに、さらにお肌にとってマイナスと思われることを続ける理由ってあるのでしょうか…

「裏技」と聞くと試してみたくなるものですが、その用途として作られていない商品を自分の顔に試すリスクについて一度立ち止まってみて考えてみましょう。
効果があるのに、なぜその用途の商品が開発されていないのか考えてみましょう。

「すでに出ている商品でカバーできる」「安全性が確保できない」「効果がない」ということが考えられると思います。
毛穴を引き締めたいのであれば、地道でも確実な方法を取った方がいいでしょう。

「かえって毛穴が開いてしまった」という声や、「また黒ずみがすぐに出来てしまった」という声もあるようです。
「毛穴をケアする」方法って毛穴パックだけじゃないはずなのに、そりゃ無理に改善しようとするとリスクがついてきますよね…

こちらでは界面活性剤の入っている「洗顔フォーム」より「洗顔石鹸」をおすすめしているようです。
(界面活性剤はすべてNGというわけではなくて、洗浄力が強すぎて肌に合わない人が多いらしいです。)

ではどうしたらいいの?

鼻の黒ずみを改善するための洗顔選びのポイントは「泡立ちの良さ」と「洗浄力の高さ」の2点です。
薬局に売っている洗顔フォームは合成界面活性剤などを使用しているため、お肌を刺激してしまうものが多く、洗顔選びが難しいと思います。

洗顔石鹸であれば、合成界面活性剤が含まれていないので、薬局で売っている商品よりも安心して利用できるはずです。

食べ物や生活習慣の見直し、それと洗顔選びが重要なようです。

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