今回の端末から、ホームボタンに指紋認証センサーが実装された。指紋認証は、端末のアンロック動作はもちろん、iTunes Storeなどでの購入パスコードとしても利用できるため、パスコードの入力機会が大きく減ることになる。また、指紋データはAppleのサーバーやiCloudに保存されることはなく、完全に端末のみで管理することになる。そのため、もしもの流出というリスクも避けられる形となっている。なお、指紋認証は、目に見えないレベルの差異も認識できるため、偽装はほぼ不可能。また、端末には複数の指紋を記録しておける機能も搭載されている。ケガなどの理由で登録している指紋が利用できない場合でも、ほかの指の指紋を登録しておくことで、認証ができなくなるという危険性を回避できるとのことだ。