仏壇とはお寺のミニチュア版のようなもので、ご本尊、つまり仏様をお祀りしています。
先祖も一緒に祀られていますが、あの世でも幸せに過ごせるように仏様も一緒にいらっしゃるわけです。
ご本尊は阿弥陀如来や釈迦如来、大日如来などの仏様であり、仏壇の最上段の少し高くなった位置に須弥段に祀ります。
とても神聖な場所なのです。
昔は仏壇は各家庭に必ずあるもので身近な存在でした。
朝ごはんを食べる前や頂き物をいただいたときなどには仏壇に供え、家族全員で毎日手を合わせていたものです。
家族が今日も元気に過ごせますように、とご先祖様にお祈りして敬っていました。
いつもご先祖様は私たちを見守ってくれているという意識が、昔は現代よりもずっと強かったのです。
しかし現代は核家庭化が進み、仏壇があるという日常を体験できない人が多数いるというのが現実です。