お墓と納骨堂の違いとは、お墓が遺体や遺骨を収蔵する施設であり、
納骨堂が遺骨を預けて保管してもらう施設である、という点です。

納骨堂は一般的には預かり期間、管理期間が定められているものが多く、
一時的に遺骨を預かってもらうところだと認識されていましたが、
最近では永代供養墓として利用するケースも増えてきました。

遺骨の収蔵方法は、納骨堂はロッカー式や仏壇式など、利用者ごとに区切られたスペースに骨壷を収蔵し、お墓は土の中に収蔵します。

設備や保管場所については、納骨堂はエレベーターや冷暖房、バリアフリーなどにも配慮している施設もあります。
屋内にあるので清潔で明るく、管理がしやすくてメンテナンスの必要がほとんどないのですが、お墓参りのように水をかけることはできません。
お墓は屋外にあるため草抜きや掃除など、維持するための手間が必要になる上に、天候に左右されます。
長期になると墓石のメンテナンスやクリーニングが必要となります。

立地については、納骨堂は都心部にあることが多く、駅から徒歩すぐなど交通の便が良いところに建てられています。
お墓は郊外にあることが多いので、車での移動が必要になったり、交通の便があまりよくありません。