内閣府が7日発表した「子どもの安全に関する世論調査」の結果によると、18歳未満の子どものスマートフォン(多機能携帯電話)利用について、46.4%が「不安を感じる」と答えた。「どちらかといえば感じる」の25.5%を含めると71.9%。インターネットを通じて子どもが犯罪に巻き込まれたり、有害情報に接したりすることへの不安が強いことが分かった。
 調査は、7月11~21日に全国の成人男女3000人を対象に個別面談形式で行い、有効回収率は60.0%だった。政府によるこうした調査は初めて。2012年の内閣府調査によると、小、中、高校生が使う携帯電話のうちスマホの割合は36.0%で、前年の5.7%から急増したことを踏まえて実施した。