まず、テスト用紙が配られたら、
①本文を読む前に問題文を読みましょう。そして、
②本文の下線部のところに、なにを聞かれるかを書き込みましょう。
③漢字や語句の意味などの知識問題は本文を読む前にやりましょう。
以上のことをまず本文を読む前に行います。次に本文を読んで行きましょう。
本文を読みながら、以下の作業を機械的にやれるようにしましょう。
①接続詞に印をつける。その際、順接や逆接などをそれぞれ違うしるしでつけていきます。
②「……必要です」「……不可欠です」「…なのである」「…(だ)から」という文末には線を引きます。
③修飾の多い名詞、例えば○○の△△△の「■■」など、名詞の部分に「 」をつけておく。
ここまででOKです。不思議なことにこれだけの作業をやるだけで、問題はスラスラと解けていくはずです。一度試してみてください。
次に、現代文の勉強方法についてです。
よく言われるのは「本を読め」「活字に親しめ」といったものです。
確かにこれはその通りです。まさに王道であり、定番の勉強法だと言えます。
しかし、忙しい受験生が勉強に関係ない本を読む暇なんて正直ありませんよね。
また、「現代文はフィーリングだ。」「センスで解くものだ。」なんて言う人もいます。これは間違いです。
しっかりと勉強をし、上で述べたようなテクニックを身につけておくことで点数はグイッと上がります。
まず、現代文の勉強法で最も効果のあるものは、過去問の練習です。
過去問を上記のテクニックを用いつつ、その解法を体に覚えさせます。
多くの過去問を解くことで、知識や教養も付きます。
現代文はなかなか過去問では飛ばしがちな人が多いです。
これでは現代文の点は伸びません。
自分の志望大の過去問は、できるだけたくさんの年度(or同大学の他学部)分集めて、 本番までじっくりつぶしていきましょう。
もちろん、単に1回解いてそれで終わらせるんじゃなく、 要約の材料として使ったり、毎回自分の思考の筋道をきっちり検証したりして 過去問を徹底的に絞りつくすくらい有効利用するつもりで。
現代文における最高の参考書は何かといえば、それは自分の志望校の過去問なのです。
現代文というのは各大学によって問題形式・出題傾向が大きく異なるので、結局最終的にはみんな過去問に取り組んでいかねばならないのです。
以下、おすすめの参考書です。
センター試験用。
• 『田村のセンター試験現代文』(代々木ライブラリー)
• 『実況中継大学入試センター試験現代文』(語学春秋社)
• 『板野の理系の現代文』(旺文社)
その他
• 『現代文は本文の中に答えがある』(文英堂)
• 『藤崎現代文講義の実況中継』(語学春秋社)
• 『出口現代文講義の実況中継[問題演習]』(語学春秋社)
• 『Z会必修現代文』(Z会)
• 『現代文読解力の開発講座』(駿台文庫)
• 『青木の選べる/書ける真現代文解答作成法大全』(代々木ライブラリー)
• 『田中の現代文速読・速解法』(三省堂)