【物件評価】

 上記の通り、長らく不動産価格の下落が続いている日本では、多くの住宅ローンが「担保割れ」の状態になっています。たとえば、10年前に3,000万円で買った物件が、今の価値だと1,500万円だが、住宅ローンはまだ2,000万円残っているようなケースですね。この場合は500万円分、「担保割れ」になっていることになります。
 通常であればそのような場合は、別途500万円の「頭金」が必要になってきますが、実際には住宅ローンを借りている人で、そんな余裕のある人は少ないでしょうから、ほとんどの人が借り換えできなくなってしまいます。
 そこで今では借り換えの場合は、物件評価以上の金額まで貸してくれるようになりましたね。物件評価の1.2倍までOKという場合もあれば、場合によっては2倍~3倍までOKという銀行もあるようですね。
 ただこれは実際に問い合わせてみないとわかりませんので、「担保割れ」の状態でも諦めず、問い合わせてみましょう。