借り換え時特有の審査の落とし穴について書きたいと思います。


新規で住宅ローンを借り入れる場合の審査と比較して、厳しくなることも逆にゆるくなることもありますが、簡単にまとめるとこのようになります。


・新規で借り入れる場合より審査が厳しくなるもの:年収、勤続年数、延滞暦など借入人の信用に関わるもの
・新規で借り入れる場合より審査がゆるくなるもの:物件の審査・評価や、物件の価値に対する貸し出し金額の比率など、物件に関わるもの


これは借り換えだから、というよりは日本のようにデフレや不動産価格の下落が続き、借り換えの場合の多くは貸し出し金額に対して、担保となる不動産物件の価値が足りない「担保割れ」の状態だから、ということが理由でしょうね。


要は今の住宅ローン借り換えの審査は「物件の条件は少しゆるくしてあげるので、借入人の信用はしっかり見ましょう」という流れになっているということですね。ある意味、物件の状況に合わせて少し柔軟に対応してくれている、と言えなくもないですね。