その線に注目したことはあるでしょうか
浮世絵版画や琳派による金屏風などを目の前にすると
ついつい鮮やかな色彩に目がいきがちですが
その根本にあるのは線の存在
年まで板橋区立美術館の館長を務め
書籍線で読み解く日本の名画の著者でもある安村敏信さんは
日本絵画の歴史は
紀以降に朝鮮や中国から入ってきた線をどのように取扱うかという試みの歴史でもあったと語ります