AKA-博田法は21世紀の今後を象徴する医学です。過去20世紀はバブルに象徴されていたように、巨大な医療施設、高性能の検査機器、複雑化していく手術の技術が発達していった時代でした。しかしバブルの崩壊に続き、リーマンショックが医療の世界をも直撃し、医療崩壊の現実が待っていました。これは箱ものに投資し続けてきた20世紀の成長政策と全く同じことが医療にも行われてきたからです。いまやどこの病院でもWCT,MRIを数台常備するのがあたりまえで、患者さまも当然のように高額な医療費をはらって検査を受けています。

しかしMRIが腰痛の治療を改善し、よりよい結果を得たかというと、イギリスの医療エビデンスを調べる調査機関によれば、まったくそのようなことはなかったという結果がえられているのです。