強迫性障害の克服は、「暴露反応妨害法」という治療法が核となります。

これは、

不安と感じるものに立ち向かい、我慢する事で慣れていく

というものです。

強迫性障害を克服するためには、不安なことに立ち向かう必要があります。
どんなに怖くても、少しずつでいいので逃げずに立ち向かわないといけません。

たとえば、手洗いを10回しないと不安な人は、9回で止めて我慢してみるという事です。

しかし、中には、「いきなりそんなこと言われても、絶対に出来ない!!」と
いう方もいらっしゃるでしょう。

いきなり不安に立ち向かう事が困難な方は、まずお薬を使いましょう。
お薬で少しでもいいので不安を下げる必要があります。

SSRIや三環系などの抗うつ剤は、不安やこだわりを低下させる作用があります。
安定剤(抗不安薬)も不安を和らげてくれますし、人によっては不安を取る漢方薬が効くこともあります。

いきなり暴露反応妨害法に入れない、という方は、まずは下準備をしてください。
心療内科や精神科を受診し、投薬加療を受け、できる限り不安を下げてください。

克服できる可能性がずっと高くなります。