17:1 ◆16i1keR0oc :2013/11/23(土) 19:56:03.91ID:+d+eQzmK0

終始和やかなムードで1次会が終了し、帰ろうか迷っている滝川をデブが必死に説得しているのを横目に、俺はそこで帰ることにした。

帰宅途中、ラインでメッセージが届いていた

「今日はありがとう!^^俺君気を使ってくれててありがとね!またあそびにいこ!」

麻美からだった。ああ、なんて良い子なのだ!!俺みたいな雄に声をかけてくださるなんて。これはまさに、神が与えたもうた、蜘蛛の糸のごとき一筋の光、逃す手はあるだろうか。いやない。

それから、数日ラインが続き、一緒にご飯にいくことになり俺の失恋話も聞いてもらった。

麻美「それは相手が悪いよ!!私なら絶対そんなことしない!!!」

男ってなんて単純なんだろうかと思った。それまで、隙あらば片思い相手のことを考えては落ち込むような色あせた日々が、一気に色彩と光を帯びていくのがわかった。