トンスル(똥술、糞酒[1]、Ttongsul)は、韓国で飲用される人、犬、猫、鶏などの糞に漬け込んだ薬用酒[3]。人糞酒。数世紀にわたって今日まで飲用され続けている。
概要
民間療法であるため、地方によっても作り方に差異がある。トンスルは韓国の伝統的な薬用酒として全ての疾患に治療効果を発揮するとされており、骨折、打撲時や腰痛からてんかんにも効果があるとされており、薬として飲用されている。竹筒に小さな穴を開け、松葉できっちり穴を塞ぎ、便壺に入れておき、3-4ヶ月経つと、竹筒の中に清い液が溜まるので、それをマッコリと混ぜて熟成させると、味も香りも問題ないトンスルとなる。しかし時間がかかるため、急ぎの場合は直接に酒と大便を混ぜて3日程度で飲む場合もあった。急造されたトンスルは薬としての効果は弱く、非常に臭いがきつく飲みづらいという。