北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第一書記を風刺した
映画を巡り、制作したソニーの子会社が
北朝鮮側からサイバー攻撃を受けた問題です。アメリカの
FBIが、日本のネットワークが利用された
可能性があると見て、攻撃に使われたIPアドレスを
日本側に提供し、協力を依頼したことが日本の
捜査当局などへの取材で分かりました。
25日に全米で公開された北朝鮮の金正恩第一書記の
暗殺計画を描いた コメディー映画「ザ・インタビュー」。
映画を制作したアメリカのソニー・ピクチャーズエンターテインメントが、
この映画に反発した北朝鮮側から先月、サイバー攻撃を受け、
一時公開が見送られていました。
FBIの捜査の過程で、日本のネットワークが利用された可能性が浮上、
日本の捜査当局などによりますと、
FBIが、攻撃に使われた複数のIPアドレスを日本側に提供し、
捜査協力を依頼していたことが分かりました。
IPアドレスは、ネットワーク上の住所のようなもので、
日本側は、ソニーの東京にある本社などと連絡を取り、
このIPアドレスの利用者の特定を進めている模様です。