北朝鮮で22日、インターネットへの接続が
完全に不可能となったことが、サイバーセキュリティー専門家らの
話により明らかになった。
同国のネットワークが攻撃を受けている可能性が指摘されている。

米国のネットワーク監視会社ディン・リサーチ(Dyn Research)の
データ分析担当副社長アール・ジミイェフスキ(Earl Zmijewski)氏は
AFPの取材に対し、 「北朝鮮は現在、インターネットから完全に
遮断されている」と述べた。

米連邦捜査局(FBI)は先週、米映画製作大手ソニー・ピクチャーズ
エンタテインメント(Sony Pictures Entertainment)に
対するハッキングに北朝鮮が関与したと断定。
これを受け、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、
報復措置を取る意向を示していた。

米政府は、北朝鮮に対してすでに何らかの措置を取ったのかについて、
確認を拒否している。その一方で、北朝鮮の金正恩
(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記を風刺したコメディー映画
『ザ・インタビュー(The Interview)』を鑑賞する人々に対する脅迫によって、
クリスマス当日の25日に予定されていた同映画の公開が中止されたことについては、
米政府は北朝鮮がソニー・ピクチャーズに対して損害賠償を支払うべきと主張している。

ディン・リサーチによると、北朝鮮と国外を結ぶインターネット
接続環境は通常時も良好とは言えない状態にあるが、先週末には
特に不安定になっていたことを示す兆候がみられた。
ジミイェフスキ氏はAFPに宛てた電子メールで
「これは過去にみられた短時間の障害とは異なるものだ」とした上で、
障害の原因特定は不可能だと強調した。

同社のインターネット分析ディレクター、ダグ・マドリー
(Doug Madory)氏は米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に対し、
「これは、北朝鮮のルーターに対する分散型サービス妨害(DDoS)
攻撃と一致する」と指摘している。
DDoSとは、攻撃者らが特定のネットワークへの接続を
一斉に要求することによってシステムをダウンさせるサイバー攻撃の手法だ。(c)AFP/Jo Biddle

http://www.afpbb.com/articles/-/3034990?ctm_campaign=topstory

※管理人より
各国間のサイバーアタックは2CHと韓国等 珍しくありませんでした
ですが今回は米国が米国企業ソニー・ピクチャーズへの北からの
ネット攻撃に対して 反撃を宣言してからのサイバーアタックしてるので
実質的にはじめての国家間のサイバーウォーズといえるかもしれません
北のサイバー隊は数千人規模で暴れまわってましたが 元々ネットを
作り出した米が本気で反撃したことで 相当なダメージを受けているようです