※ こちらは日本に略奪に来る中国漁船団の関連記事です

【社会】中国船、小笠原(東京)に押し寄せ傍若無人な振る舞い・・・
サンゴ密漁 「自分達の領土で好き勝手されているのに守るすべがない」

世界自然遺産に登録されている小笠原諸島(東京都)沖に
中国船とみられる不審船が押し寄せている。

目的は高級サンゴの密漁とみられ、その数は日を追うごとに増加。
夜間には水平線に不審船の明かりが並び、島の近くまで接近する船もある。

「自分たちの領土で好き勝手にされているのに、
見ていることしかできない」。
地元漁業にも影響が出ており、国境の島では不安が広がっている。

今月8日夜、皆既月食を観測しようと母島のヘリポートに
集まった島民は息をのんだ。
南の海上に「えらい数」の漁船の明かりが見えたからだ。
小笠原では、集魚灯を使用した漁業は禁止されている。

「夜間だけではない。最近は日中にも目撃されるようになった。
かなり広い範囲で堂々としたものだ」

ダイビングショップを営む男性は「いつ上陸されても
おかしくないが、私たちには守るすべがない」と嘆く。

5隻、10隻、15隻-。鉄製で中国旗を掲げた船団は、あっという
間に20隻程度に膨れあがった。

「中国から小笠原沖まで航行して採算が取れるのはサンゴしか考えられない」
東海大海洋学部の山田吉彦教授(海洋政策)は中国船とみられる
船の狙いがサンゴの密漁だと分析する。

日本産のサンゴは品質が良く、中国では高値で取引される。
「宝石サンゴ」とも呼ばれる赤サンゴの卸値は
平成24年の平均取引額は1キロ約150万円で
「金より高値で取引されることもある




海上保安庁も小笠原周辺で中国船とみられる不審船を確認。
その数は9月15日に17隻、23日に25隻、
今月1日には40隻と増加を続けている。

小笠原村議8人全員が東京都千代田区の海上保安庁を訪れ、
警備の強化を要望した。
海保の担当者は「 警備態勢の増強に努めている」と説明した。


横浜海上保安部(横浜市)は5日、父島から10キロの
日本領海内でサンゴを密漁したとして
中国船籍の漁船(乗員11人)を拿捕。
船長(39)を外国人漁業規制法違反容疑で逮捕した。