対象者を広げて税収を増やすことだ。相続税の基礎控除額が、これまでの「5000万円+1000万円×法定相続人数」から「3000万円+600万円×法定相続人数」へと4割減る。この結果、たとえば「相続人が妻1人・子1人、相続財産が7000万円」の家庭の場合、これまで相続税を払わなくてすんだのに、来年からは160万円を納めなければならない。