7月6日の夜、池袋の喫茶店で中国人夫婦が離婚をめぐって
口論となり、夫の曹剣平容疑者(54)が妻の何梅娟さん(51)を
拳銃で射殺する事件が発生した。曹容疑者宅からは覚醒剤と
みられる白い結晶約50gと吸引器具が見つかっており、
曹容疑者の尿からも覚醒剤が検出されている。

曹容疑者は中国残留孤児の2、3世で構成される
不良グループ「怒羅権(ドラゴン)」のメンバーだった。
事件に使用した拳銃は池袋のパチンコホールで
見知らぬ中国人から購入したと供述している。

警視庁の調査によると、今年4月以降、池袋周辺では
脱法ハーブの所持にからんだ事件が49件発生。
6月24日には、脱法ハーブを吸引した男が車を暴走させ、
8人を死傷させる事故が発生した。
重大な事件や事故が池袋で多発していることから、
日本のメディアは「池袋が香港の九龍城砦のように
警察やヤクザも近づかない無法地帯と化している」と指摘している。