不正競争防止法違反容疑で外部業者から派遣されていたシステムエンジニアの松崎正臣容疑者(39)を逮捕した。
逮捕容疑は、ベネッセのグループ企業「シンフォーム」の東京支社多摩事業所で、営業秘密の顧客情報が記録されたサーバーにアクセスして、不正に取得した疑い。
流出防止のため記憶媒体に情報をダウンロードするとパソコンに「エラー」表示が出る仕組みだったが、松崎容疑者は、スマホを使えばデータを取れることに気付き、防止機能を擦り抜けていた。
松崎容疑者は顧客情報を、都内の名簿業者に月1、2回の頻度で計約15回、総額約250万円で売ったとみられる。