政務活動費の不正使用問題で注目される兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属=の疑惑が止まらない。家電製品約80万円分を公金で大人買いしたり、1年間で切手代として約176万円を支出したり。特急で日帰り出張した当日が大雨により多くが運休し、事実上、不可能だったことも発覚。議会で辞職勧告が突き付けられるのは不可避の情勢となってきた。

 まさに疑惑のデパートだ。政務活動費の前身の政務調査費で2012年4月に、大阪市内の家電量販店で約80万円の家電製品を一括購入していたと報じたのは7日付の日刊スポーツ。会議費としてアンプなどに約14万円、広報費としてプロジェクターなどに24万円。このほか、パソコンなど事務費に約42万円を支出していたという。