日立製作所<6501、株価 - チャート>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では21日付で、レーティング「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は940円から880円に引き下げている。同証券では業績予想を修正、あわせて目標株価を引き下げている。

連結営業利益について、15年3月期6200億円(前期比16.4%増、従来6400億円、会社側計画は5600億円)、16年3月期6900億円(従来7000億円)、17年3月期7400億円と試算。15年3月期の慎重な会社側計画に対し、市場はネガティブに反応したものの、収益性向上に対する姿勢は変化しておらず、先行きを警戒しすぎる必要はないと考えるとコメント。「むしろ費用構造改革に対する取り組みは加速してきたとみており、外部環境の変化を乗り越えて増益を実現できよう」としている。業績予想引き下げは、主に情報通信システムや建設機械の収益性想定を引き下げたことを要因に挙げている。

22日の終値は、前日比17円高の688円。