トランコム<9058、株価 - チャート>が続落。SMBC日興証券では21日付で、投資判断を「2」(中立)から「3」(アンダーパフォーム)に引き下げ、目標株価は3500円を継続している。
同証券では業績予想を修正、あわせて投資判断を引き下げている。投資判断引き下げの背景として、(1)求貨求車事業を展開する物流情報サービス事業において、成約件数の増加幅が今後鈍化すると予想すること(2)現行株価と目標株価のカイ離率がセクター内で下位となること――を挙げている。陸運業界では景況感改善を背景とした物量の増加、トラック事業におけるドライバー不足を背景に、物流需給はひっ迫傾向にあると指摘。車両情報数の減少により、求貨求車事業の成約件数は今後伸び悩むと予想している。
同証券では連結営業利益について、15年3月期51億円(前期比2%増、従来53億円、会社側計画は52億1000万円)、16年3月期55億円(従来58億円)、17年3月期58億円と試算している。
22日の終値は、前日比400円安の3630円。