<9503> 関西電力 902 -38 下げ目立つ。大飯原発3、4号機を巡り、福井地裁では再稼働を認めない判決を言い渡 したと伝わっている。会社側は控訴の方針であることや過去の事例などから、控訴審 では差し止め請求が棄却される可能性は高いと見られているものの、サプライズの高 い判決結果を受けて、先行き不透明感や再稼働の遅れ懸念などが強まる状況とみられ る。 <7270> 富士重 2536 +123 買い優勢。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウ ェイト」に格上げ、目標株価も3300円に引き上げており、見直しの動きにもつながっ ている。今期は旗艦車種の導入集中で販売費用が嵩むものの、来期以降は平準化の見 通しで、中期的なトップライン成長を評価できる局面に入るとの見方に。能力増強の メドが立ち、中期的な台数成長も可能になってきたと指摘へ。 <7269> スズキ 2936 +113 買い先行。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしている。目 標株価も2500円から3500円へと引き上げ。インドにおいて経済改革志向の安定政権が 誕生したことで、中期成長の可能性が高まったと指摘している。インド市場での最大 手の自動車メーカーとして、インド市場の成長の恩恵を世界で最も強く受けると考え ているもよう。 <5110> 住友ゴム工業 1425 +51 買い優勢。シティではタイヤセクターの強気レポートをリリースしている。米国のタ イヤ需要は4月に入り本格回復、国内需要も4月の落ち込みは限定的にとどまってお り、同セクターの強気シナリオが実現へとしている。とりわけ、同社に関しては、欧 州でのブランド力向上や今期業績のコンセンサス比上振れが評価でき、短期的な投資 妙味が高いとしている。