関西電力<9503、株価 - チャート>が続急落し、一時47円安の893円まで売られている。福井地方裁判所は21日、同社の大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働差し止め訴訟で、住民の主張を認め再稼働を認めない判決を下した。再稼働の時期が不明確となり、同社業績への影響を警戒する動きが強まった。
福井地裁は、同原発には、地震で原子炉の冷却機能が失われたり、使用済みの核燃料から放射性物質がもれたりする具体的な危険があるとした。
同社では、「判決文の詳細を確認のうえ、すみやかに控訴の手続きを行い、控訴審において引き続き大飯発電所3、4号機の安全性について主張していきたい」とのコメントを出している。
午後1時59分時点の株価は、前日比31円安の909円。