<8253> クレセゾン 1976 -290 下落率トップ。前日に発表した決算内容が嫌気されている。前期営業利益は363億円 で前期比14%減益、従来予想の435億円を大きく下回った。また、今期は340億円で同 6%の減益見通し、420億円レベルのコンセンサスを下振れている。今後の投資に向け た先行投資負担が下振れの背景、利益成長局面入りには時間が掛かるといった見方 に。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコ ールウェイト」に格下げのもよう。 <3668> コロプラ 2325 +190 大幅続伸。本日、「白猫プロジェクト」の全容が公開される予定になっており、期待 感が先行する展開にもなっているようだ。決算説明会においては、「社内のエリート チームが開発を担当、誰に見せても『すごい』といわれるタイトルに仕上がってい る」などとコメントされているようだ。なお、ミクシィ<2121>の大幅増益見通し発 表、株価急伸なども刺激になっているとみられる。 <6310> 井関農機 258 -17 さえない。前日に決算を発表、営業利益は73.7億円で前期比43%増益、従来予想の67 億円を上回る着地となった。一方、今期は55億円で同25%減益、減益転落は想定され ていたものの、想定以上の減益見通しになっている。子会社の持分適用会社化による 影響やインドネシア生産子会社の初期費用発生などが響く格好に。また、米農業機械 のディアが決算を受けて軟化したことも逆風に。 <1332> 日本水産 246 +8 決算発表後は上昇。前期営業利益は139億円で前期比2.4倍、従来予想の125億円を上 振れる着地となった。今期は155億円で同11%増益の見通し、市場予想の120億円を上 振れる格好となっている。水産物市況の上昇などが好業績の背景となっている。比較 的、業績予想は楽観的な傾向が強い銘柄であるが、前期業績の上振れ着地などからス トレートに好感される状況となっているもよう。