日経平均は続落。ウクライナ情勢に対する警戒感の高まりによる昨晩の海外株安や円 高進行など、外部環境の悪化を背景に換金売り優勢の展開となった。また、決算発表 を受けて、ソニー<6758>やメガバンクが軟調であったことが押し目買い意欲の後退に つながる格好にも。 大引けの日経平均は前日比107.55円安の14298.21円となった。東証1部の売買高は20 億4265万株、売買代金は1兆8169億円だった。業種別では、その他金融や証券、精密 機械、保険、小売、輸送用機器、電気機器、非鉄金属、卸売、銀行などが軟調。一 方、不動産や石油・石炭、パルプ・紙、海運、鉄鋼、電気・ガスなどが堅調だった。 個別では、ソニーが約6%の大幅下落となったほか、三井住友<8316>も軟調。また、 クレセゾン<8253>は決算内容が嫌気され大幅下落。その他、トヨタ自<7203>やホンダ <7267>など、自動車株もさえない動きとなった。一方、三菱UFJ<8306>が堅調。ま た、三井不<8801>や住友不<8830>など、不動産株も買い優勢に。