指紋認証ソフトなどを手掛けるディー・ディー・エス<3782、株価 - チャート>が、前日比300円ストップ安の1169円まで売られたあと、同値のウリ気配となっている。午後2時時点では、差し引き88万株超の売り物。14日引け後、14年6月中間期と14年12月期の連結業績予想を修正。通期の利益予想が引き下げられ、売り物を浴びた。
14年6月中間期(1-6月)業績で、売上高を3億9800万円から3億4200万円(前年同期比25.3%増)へ、営業損益を3600万円の黒字から9000万円の赤字(前年同期は7700万円の赤字)に引き下げた。14年12月期業績については、売上高は9億3000万円から9億4800万円(前期比78.9%増)に引き上げたものの、営業利益は1億6100万円から4500万円(前期は2億4500万円の赤字)に減額した。業容拡大に伴う旅費交通費や販売促進費、支払手数料などの販管費の増加を織り込んだ。
14年12月期第1四半期(1-3月)の決算は、売上高2億300万円(前年同期比65.6%増)、営業赤字1100万円(前年同期は5500万円の赤字)だった。